東急百貨店が、東急百貨店東横店(以下、東横店)の営業を3月31日の今日、終了する。地下1階の食品売場「フードショー」および一部売り場は、営業を継続する。

【画像をもっと見る】

【あわせて読みたい】「東急百貨店東横店」来年3月に営業終了、跡地に渋谷スクランブルスクエア第II期棟が開業へ 

 東横店は「東横百貨店」の名称で、渋谷駅上に関東初の私鉄直営ターミナルデパートとして1934年に開業。増築を繰り返し、1950年代の一時期には旧東館と西館の屋上を結ぶ空中ケーブルカーが設置されたほか、ハチ公前広場やロータリーなど人通りの多いスポットに面した駅直結の好立地を活かし、渋谷の街のランドマークとして長く愛されてきた。

 閉店は東急が関係事業者と推進している渋谷駅周辺の再開発事業に伴うもので、解体後の跡地には、東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄の3社が共同出資する「渋谷スクランブルスクエア」第II期棟(中央棟・西棟)として2027年に開業する予定。4月1日から解体予定の9月までは期間限定のイベント・物販施設「渋谷エキスポ」として運営することが発表されている。

 同店では売りつくしセールを実施しており、最終日の今日は新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業時間を短縮し、11時から20時まで営業する。