タクシー乗車時の運転手との会話に関するアンケートを実施。ひとりでタクシーに乗るとき、自分から運転手と会話する人は2割、話しかけられたら会話する人は7割でした。運転手との記憶に残るやり取りに関しても回答が集まっています。
タクシー運転手との会話 どのような内容が多いか
「乗りものニュース」では2020年3月21日(土)から23日(月)にかけて、タクシー乗車時の運転手との会話に関するアンケートを実施。305人から回答が集まりました。
タクシー車内のイメージ(画像:Anurak Ponapatimet/123RF)。
「ひとりでタクシーに乗るとき、運転手と会話しますか?」の質問では、「自分から会話する」22.6%、「話しかけられたら会話する」69.2%、「話しかけられても会話にならないようにする」8.2%でした。
このうち「自分から会話する」「話しかけられたら会話する」を選んだ人に、会話はどのような内容が多いか質問すると次のような回答が集まりました(抜粋)。
・だいたい日常のニュースの話題。(45〜49歳、男性)
・天気や仕事の話。(30〜34歳、男性)
・車内で流れているラジオの中の話。(50〜54歳、男性)
・地元の情報を聞き出す。美味しいメシ屋とか地元料理屋さん、日帰り温泉など。(50〜54歳、男性)
・仕事がBtoBなので市中景気の感覚を聞いてます。(35〜39歳、男性)
・無難な範囲で相手の身の上話を聞く。自分では体験できない人生を送っている人が多くて、勉強になります。(35〜39歳、男性)
卒業式 勘違い 震災…記憶に残るタクシー乗車エピソード
「いままでで印象や記憶に残っている運転手や会話の内容を(書ける範囲で)教えてください」の質問には、次のような回答が寄せられています。
・石垣で乗ったタクシーで、新しくできたファミリーマートのことを「ファミリー」と略して呼んでいたのが印象的でした。(40〜44歳、男性)
・長野から来たと言ったら「信濃の国」を歌ってくれた。(50〜54歳、男性)
・大学の卒業式後乗ったタクシーの運転手さんから一輪華をいただいた。(35〜39歳、男性)
・25年ほど前のことですが、乗った途端にテープをガチャッ。「いきなり演歌かけるか笑」と思ってたら運転手がドヤ顔で「私ですねん」と。しばらく聞かされてたらオバサンの合いの手が。今度は照れ臭そうに「女房ですねん」と。降りるまでに3曲聞かされました。(45〜49歳、女性)
・自分はどこからみても日本人女性なのだが、なぜか「おねーさん日本語うまいね」と言われたこと。確実にアジア系外国人だと勘違いされたので「ニホンゴムズカシイ」と答えて降りるまで外国人設定のままで過ごしたこと。(35〜39歳、女性)
・前川清とクールファイブの曲をずっと流していた個人タクシー。(45〜49歳、男性)
・3.11(東日本大震災)直後、仙台出身だという運転手さんのタクシーに乗車。電話が通じないため、入院中だったお母様の安否が判らないと。仙台の友人に聞いたところ、その地域は津波は来てないはずとのことで、後日、停車している運転手さんに伝えた。気休めながら、少し安堵されてたようでした。後々、無事だったとのこと。いつも同じ場所で客待ちしてる方だからこそ、の交流でした。(55〜59歳、男性)
●アンケート実施概要
・調査期間:2020年3月3月21日(土)19時から23日(月)22時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:305
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