男女の出会いの1つの方法として選ばれるようになってきたマッチングアプリ。手軽に効率よく出会える場所として、愛用している人も多いかもしれません。一方で、気になっているけどまだ利用するには抵抗が……と言う人も多いのでは!? 

そこで今回は、マッチングアプリの実情について調査。アプリってどの程度の確率で出会えるの?実際にいくらかかるの?どこのアプリがおすすめ?など気になっている人は要チェック!株式会社ゼネラルリンクが運営する「tricoi(トリコイ)」が男女444名を対象に行なった調査をもとに、その疑問にお答えしましょう。ちなみに今回調査したマッチングアプリは「ペアーズ」「Omiai」「with」の大手3社です。

どのアプリも公的書類で本人確認を行なうから安全

まずは基本的なアプリの特徴を比べてみましょう。アプリごとに大きな違いが見られたのは、登録人数と料金のオプション。

【登録人数】
ペアーズ 1000万人以上/Omiai 300万人/with 100万人

【女性料金(1か月)】
ペアーズ 基本無料(※)/Omiai 無料/with 無料
※ペアーズは有料2,990円〜もある

【男性料金(1か月)】
ペアーズ 3,590円〜/Omiai 3,980円〜/with 3,600円〜

【マッチングの特徴】
ペアーズ:趣味に合わせたコミュニティ
Omiai:条件によるタグ仕分け
with:心理テストでの相性診断

※2020年2月現在、【トリコイ調べ】

ちなみに、気に入った人に「いいね!」ができる「無料いいね!」の数はどこも月30回と同じ。どのアプリも、本人確認書類は公的書類を使用し、監視体制も24時間365日と安全性を重視していることも判明。安心して使えることがわかりました。

成婚率No.1は「ペアーズ」

ではどれくらいの確率で出会えるのでしょう?調査データを見ると、実際に出会いがあるのは、男性のほうが多いことがわかりました。一方、ぺアーズやwithのデータから見ると「結婚した」や「付き合えた」のは、男性より女性の方が多く、ペアーズでは女性の29.0%が、withでは女性の21%がお付き合いや結婚に進展していることがわかったのです。

女性の場合、アプリ登録後に出会いがなかった人は2割程度。お付き合いや結婚に発展する確率も2〜3割というアプリが多い。

女性は「恋活・婚活」、男性は「恋活・遊びたい」が目的

みんなどんな目的でマッチングアプリを利用しているのかを尋ねたところ、男女ともに最も多かったのは「恋活」。次いで女性は「婚活」、男性は「遊びたい」ということがわかりました。また各アプリによって利用者の特徴があることが判明。この利用者の目的から考えると、「恋活」したいなら女性はwith、男性はペアーズ、「婚活」したいなら女性はOmiai、男性はwith、「遊びたい」なら男女ともにペアーズを利用するといいのかもしれませんね。

■アプリ利用の目的は何ですか?
【女性】
ペアーズ 恋活52.0%/婚活30.9%/遊びたい17.1%
Omiai 恋活53.7%/婚活42.7%/遊びたい3.6%
with  恋活60.4%/婚活24.1%/遊びたい15.5%

【男性】
ペアーズ 恋活49.4%/婚活19.3%/遊びたい31.3%
Omiai 恋活49.1%/婚活21.8%/遊びたい29.1%
with  恋活48.9%/婚活26.7%/遊びたい24.4%

では実際にどんな人と出会えるのでしょう。マッチングアプリで出会った人の特徴を、各アプリで比較してみましょう。

アプリによって利用者層やマッチング法が異なる。利用前に口コミや友人のおすすめなどを参考にするといいかも。

アプリは20代後半の優しい男性と出会える可能性が高い

マッチングアプリ利用者にどんな相手と出会えたかを尋ね、利用者男性の特徴を比較してみたところ、最も多かったのは、どのアプリも「優しい」で3割弱。次いで「普通」が2割程度。つまり男性の多数は、普通に優しいメンズと言えそうです。また、年齢層を見てみると、どのアプリも20代後半が最も多く5割前後でしたが、ペアーズとwithは24歳以下も多く、omiaiは30代前半の年齢層が多いことがわかりました。

「イケメン」「高収入」を狙っている人は、どのサイトもそれぞれ1割程度と倍率高めかも。「チャラい」「詐欺写メ」などはごく少数。

ちなみに男性目線で見た「出会えた女性」の特徴1位は「かわいい系」が圧倒的に多く、どのアプリでも3割程度でした。また女性の年齢層としては「20代後半」が4割以上、「30代前半」が2〜3割と、アラサー女性の利用が多いようです。

デートを重ねたりつきあった人数が多いのはペアーズ

アプリを利用している女性に、出会った相手と何回会ったかを尋ねたところ、デートを重ねたり、つきあったり、結婚した人数が多いのは、ペアーズであることがわかりました。ちなみにマッチングアプリは、1回会って相性があわなければ別の方に切り替えるという人が多いので、「1回きり」が多いのは仕方ないのかもしれません。

■出会ったあと何回会った?(女性回答)
【ペアーズ】
1回きり54.0%、デートを重ねた24.0%、付き合った22.0%

【Omiai】
1回きり73.3%、デートを重ねた20.0%、付き合った6.7%

【with】
1回きり55.0%、デートを重ねた31.0%、付き合った14.0%

■その人と結婚したい? または結婚した?(女性回答)
【ペアーズ】
No 79.0%、Yes 11.0%、結婚した 10.0%

【Omiai】
No 87.7%、Yes 6.7%、結婚した 5.6%

【with】
No 90.0%、Yes 9.0%、結婚した 1.0%

こうしてみると、マッチングアプリを利用すると、出会いが増えることは確実で、その後継続的に会ったり、付き合うことになった人もかなり多いことがわかりました。

ちなみに、アプリ使用で一番気になる人が多かった「サクラ・業者・ヤリモクがいないのか?」という問題ですが、今回の調査では、6割以上がいなかったと回答。登録者数が多く、完全に排除することは難しいようですが、今のところ10人中6〜7人は何も問題なく出会えていることがわかりました。

※中には「ヤリモク」(恋愛や結婚が目当てではなく、体のみを目当てにする人のこと)もいるので注意。サクラや業者はかなり少ないよう。

気軽に登録ができるマッチングアプリ。アプリ側としても、安心して使える工夫がありますが、それでも利用する際はある程度の自衛意識を持つことが大切かもしれませんね。

(調査概要)
・調査日:2020年1月16日〜1月18日
・調査方法:インターネットによる調査
・調査人数:444人
・調査対象:マッチングアプリを使ったことがある男女
・調査主体:インターネットによる自社調査【トリコイ調べ】