レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスが、次節(3月1日)のエル・クラシコに出場できなくなってしまった。

 2月23日に行なわれたラ・リーガ3部、レアル・マドリー・カスティージャ(Bチーム)対SSレジェスの一戦だ。調整も兼ねてBチームで先発を飾ったロドリゴは、1−0で迎えた87分に圧巻のゴラッソで勝利を決定づける。左サイドのハーフウェイライン付近でボールを受けると、グングン速度を上げてマーカーを振り切り、待ち構えたGKを絶妙なチップショットを制した。

 だがこの直後、なにやらご立腹の相手GKシャビ・イルレタがロドリゴに詰め寄る。ゴール場面の手前で、SSレジェスの選手が足を傷めてピッチに倒れていたにも関わらず、ロドリゴがプレーを切らなかったのがその理由だ。そのアクションに対してロドリゴは、「やってやったぞ!」とばかりに派手なガッツポーズで応酬。これが挑発と取られてイエローカードの対象となり、この日2枚目で退場処分となったのだ。

 
 週末のバルセロナ戦は1部リーグのゲームだが、ラ・リーガの規定によって、3部リーグでのペナルティーも適用される。スペイン全国紙『Marca』は「奇妙な退場劇だ」としたうえで、週末のバルセロナとの大一番に向けて「エデン・アザールを(右足首の)骨折で失ったマドリーにとっては手痛い打撃。ジネディーヌ・ジダン監督の悩みの種が増えた」と報じている。
 
 やや厳しいジャッジとはいえ、やはり軽率な行動だったか。大きな代償を支払ってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】せっかくのゴラッソが…。ロドリゴの「奇妙な退場劇」、その一部始終をチェック!