レアル・マドリーに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイル(30)の中国移籍に関する交渉は「90%完了」していたという。英『デイリー・メール』が伝えている。

 昨夏の移籍市場で中国スーパーリーグの江蘇蘇寧への移籍が噂されていたベイル。実際、移籍まであと一歩まで迫っていたようだが、レアル側が土壇場で考えを変え、交渉決裂となったようだ。

 同紙によると、江蘇蘇寧のコスミン・オラロイ監督はこの件について「契約は合意にとても近かった」と減給。当時の様子を次のように明かした。

「クラブはマドリードで彼の代理人と会い、合意していたが、最後の最後でレアル・マドリーが考えを変えた。最初は移籍金なしで、我々は給料だけ支払えばいいと思っていた。しかし、彼らは突然、移籍金を支払う必要があると言ってきた。取引は90%完了していた。その後、レアル・マドリーが条件を変えた。移籍金と給料との支払いは予算を少し超えていたため、我々は別の選手を探すことにした」

 2013年夏にトッテナムからレアルに加入したベイルは、度重なる負傷で高額な移籍金に見合う活躍を披露できているとは言い難く、昨年3月に復帰したジネディーヌ・ジダン監督の構想外と報じられていた。しかし、残留した今季はここまで公式戦17試合3ゴールを記録しており、出場機会を得ている。