一風変わった駅名標がツイッターで話題になっている。

それがこちらだ。


隣駅の名前...(画像は歩く短魚雷@tangyoraiさん提供)

このホーム写真を投稿したのはツイッターユーザーの歩く短魚雷(@tangyorai)さん。駅名は「笹子設備訓練センター」となっているが、注目すべきはその隣駅だ。

「不断の修練」
「究極の安全」

...なんだろうこの駅名は。よくわからないが何者かの強い意志を感じる。というかこんな駅、本当に存在するのだろうか?

Jタウンネットは2020年2月18日、JR東日本を取材した。

駅番号をよく見ると...

JR東日本八王子支社の広報担当者によれば、ここは山梨県大月市にある技能教習所「笹子設備トレーニングセンター」だ。駅のホームや線路など実際の設備が整い、社員が訓練に使用しているという。


本物のホームのようだ(画像は歩く短魚雷@tangyoraiさん)

トレーニングセンターには一般人は入れない。笹子設備訓練センター駅も訓練用のもので、一般乗客が乗降することはない。

しかし隣駅の「不断の修練」「究極の安全」とは何なのか。担当者は、

「弊社の安全綱領の中に『不断の修練』というものがあります。またグループ理念の中に『究極の安全』というのがございまして、それぞれのキーワードを使用しています」

としている。

たしかに、JR東日本の安全綱領を確認すると、

「安全の確保は、規定の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築き上げられる」

の一文がある。またグループ理念にも、

「私たちは『究極の安全』を第一に行動し、グループ一体でお客さまの信頼に応えます」

の一文があり、どちらもグループにとっては大事なキーワードのようだ。

また駅番号をよくみると訓練センターは「335(笹子)」、究極の安全は「802(八王子)」となっている。こちらも偶然ではないだろう。