紙オムツを洗濯すると本当にヤバいらしい 「泣きそうになりました」主婦たちの嘆き

• 紙オムツを洗濯してしまった主婦の嘆きが、Jタウンネットに寄せられた
• 吸収材が衣類や洗濯槽に付着して「泣きそうになりました」といった声も
• 販売元は衣類をよくすすぎ、乾燥後に吸収材を振り落とすよう勧めている

「紙オムツは本当にヤバイです」「泣きそうになりました」――。

Jタウンネットが、洗濯機でうっかり洗ってしまった「ヤバイもの」の投稿を募集したところ、全国の読者から数多くのエピソードが届いた。牛丼を落としてしまって気づかなかった人や、カブトムシなどの生き物を洗ってしまった人たちを紹介してきたが...。

今回は、「紙おむつ」に悩まされた人たちの体験談を見てみよう。

もう最悪よ！（画像はイメージ）

全ての服にゼリー状の吸水ポリマーが付着...

まずは、静岡県在住の主婦Hさん（30代女性）からの投稿をご覧いただきたい。

「子供がオムツを洗濯機に入れたことを知らずに、そのまま洗濯...。

洗濯が終わってビックリしました。水を吸ってパンパンになった紙オムツとオムツの中身(ゲル状の物)の一部が出ていて、洗濯物全てについていました。

その後は、そのゲル状の物を取るために一つ一つ手洗いで取れたか確認しながら洗いました。紙オムツは本当にヤバイです」

本来ならば、子供の尿などを吸い取るためのオムツが、洗濯機の水を吸収してしまったのだ。

岡山県に住んでいるという会社員のSさん（30代女性）も同様の経験をしたことがあるという。2児の母であるSさんは、息子がパジャマ袋に紙オムツを入れていることを知らずに、そのまま洗ってしまったと話す。

「みんなに気をつけて欲しいと思ったことがあります。紙オムツです。

息子が保育園のパジャマの袋に紙オムツを入れていることを知らず、パジャマと一緒に洗濯、乾燥させてしまいました。

全ての服にゼリー状の吸水ポリマーが付着しました。結局、野外(ベランダなど)ではたき、お風呂場で手洗いして、洗濯を2回し、洗濯乾燥へ...」

Sさんは、洗濯機に付着したポリマーは掃除機で吸ったそうだ。しかし思わぬトラップが待ち受けていた。

「洗濯機内のポリマーは、どうしようか悩んだ末、掃除機で吸う事にしました。綺麗になったと思いましたが、ポリマーがフィルターに詰まり、何度か洗いました。

やっとの思いで洗濯乾燥ができて、解決したと思ったら...。数日後、物置から異臭がしてきました。なんと掃除機の紙パックからポリマーの水分が溶け出し、ウェットな状態で異臭を出していました。

紙オムツ1枚数十円の物が、私の家事をとてつもなく大変にさせたと思います」

メーカーが推奨する対処法とは

誤って紙オムツを洗ってしまった人は、少なくない。Jタウンネットには他にも、

「吸水ポリマーが洗濯物全部に絡みつき、どう処理していいかわからず、しばし立ち尽くしていました」
「ポリマーが大量に洗濯機の中で大暴れしていました」
「空になった洗濯機の中にも大量に貼り付いていて泣きそうになりました」

といった投稿が寄せられている。

なんとも大変な事態だが、洗ってしまったら、どうすればいいのだろう。

赤ちゃん用紙おむつブランド「パンパース」を販売するプロクター・＆・ギャンブル・ジャパンは、パンパース公式サイト内のFAQで、

「おむつを誤って洗濯し、衣類などに高分子吸収材ついてしまいました。どうしたらよいですか」

という利用者からの質問に、こう答えている。

「おむつの高分子吸収材の安全性は十分に確認されており、直接お肌に触れても害はありませんので、まずはご安心ください。高分子吸収材が付着した衣類は水中でよくすすぎ、できる限りふり落として下さい」

手絞りすることは、推奨しないという。

「手絞りは、高分子吸収材や綿状パルプが繊維の中に入りやすくなるため、脱水機で軽くしぼるようにして下さい。その後、衣類を十分乾燥させ、よく振って付着している高分子吸収材を振り落として下さい。ブラシや粘着テープを使うと 比較的取り除きやすくなります」

衣類を乾燥させた後、よく振ることが大切だそうだ。また、「メリーズ」ブランドを手掛ける花王は、製品Q＆Aサイト内で、洗濯槽に付着してしまったゼリー状のモノや紙のようなものを取り除くには、

「まず、くず取りネットにたまったものをとり除き、洗たく槽内部は、ティッシュペーパーなどでよく拭き取ってください。一度で取りきれない場合は、もう一度水をためてすすいでください」

と回答している。

紙おむつを洗濯してしまったときは、是非参考にしよう。もちろん、洗わないに越したことはないのだが...。

あなたが洗濯機で洗ってしまった「ヤバイもの」大募集

Jタウンネットでは、洗ってしまった「ヤバイもの」を募集している。紙おむつに限らなくていい。あなたが「ヤバイ！」と思ったものを是非投稿して欲しい。

メール（toko@j-town.net）もしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、読者投稿フォームから、具体的なエピソード（洗ってしまったもの、どんな状況だったのかなど）、あなたの住んでいる都道府県、年齢（20代、30代など大まかで結構です）、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。