後半戦に進化の跡、地元放送局「学習曲線は試合の終盤の攻撃で見られた」

 米プロバスケットボールNBA)のウィザーズ・八村塁は21日(日本時間22日)、オールスター明け初戦となった本拠地キャバリアーズ戦で17得点、7リバウンド、3アシスト、2スティールを記録した。“漢字入り新シューズ”が話題となった後半戦初陣の躍動について、米メディアは「ルイ・ハチムラはスムーズにNBAレベルに適応した」と高く評価した。

 地元放送局「NBCスポーツ・ワシントン」は「ルイ・ハチムラの学習曲線は試合の終盤の攻撃で見られた」と見出しを打って特集。「ルイ・ハチムラはスムーズにNBAレベルに適応した。彼がまだ31試合しか出場していないルーキーであるということはつい忘れてしまうくらいだ」と、すでに主力となった八村を高く評価している。

 この日も前半で11得点したように立ち上がりから勢いをもたらすことができるのが、八村の魅力。一方で、記事では「相手がそれに対応しようと、変化した時には彼の勢いは減速してしまう」とこれまでの課題も指摘したが、この日については「時間の経過とともに得点能力を向上させた。試合を通して、多彩な攻撃をしたのである」と成長を認めた。

「彼は厳しいプロ意識を持ち、練習後にはコーチと映像を見て学ぶために会場に残ることが多い」と“居残り”が多いと紹介。「ハチムラは感覚に敏感で、改善しようという意識が高い。接戦をものにできるようになれば、彼はシューターとして次のステージに上るだろう」と成長の余地があることも指摘していた。

 この日はグレーを基調とした新しい「エア・ジョーダン」を着用。「八」「忠」「義」の3文字が連なり、模様を作り、かかと部分は可愛らしい犬のイラストも施した足元が話題となり、日本のファンに「八村塁モデルで売れば絶対売れる 欲しいなぁ」「普通にこれ欲しい」とネット上で好評を博していたが、コート上の成長ぶりは地元メディアからもしっかりと評価されていた。(THE ANSWER編集部)