「素直に言わないところが中居くんらしい」――。元SMAPでタレントの中居正広さん(47)が2020年2月21日に開いた、ジャニーズ事務所退所と新事務所設立の発表会見で、SMAPメンバーの動向をチェックしていることを「匂わせた」のではないかとして、ある発言が注目された。

稲垣吾郎さん(46)、草なぎ剛さん(45)、香取慎吾さん(43)ら「新しい地図」が出演した2019年大晦日の特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)を視聴したか、と問われた時だ。中居さんは「僕、『SASUKE派』なんです」とキッパリ。なぜこれがファンを喜ばせたのか。

「素直に言わないところが中居くんらしい」

会見では報道陣から、「年末年始に『新しい地図』の3人が『(ガキ使の)笑ってはいけない24時間』や、出川哲郎さんの『充電させてもらえませんか?』(テレビ東京)に出ましたが、それを中居さんはどう見られました?」と感想を求められた。これに中居さんはこう答えた。

「31日ですよね。大晦日は、『紅白』もありましたし、『ガキの使い』もありましたけど...すみません僕ね、『SASUKE派』なんですよ。『派』で言ったらね。『SASUKE派』。申し訳ない。紅白でもガキでもなく、僕『SASUKE派』なんですよ、大晦日」

「SASUKE」はTBS系列の19年大晦日番組だが、わざとらしく「派」という言葉をつけて繰り返した。記者から「何かの報道では、中居さんが『みんな振り切っていてよかったね』という感想を持たれた、とあったんですけど」と再度問われると、「いや見てない。『SASUKE派』なんですよ」とまたも中居さんはSASUKEに「派」をつけた。

連発した「SASUKE派」発言に、ツイッター上でファンからあがったのは、

「ガキ使見てたと素直に言わないところが中居くんらしい」
「年末のガキ使をみましたか? 『僕はSASUKE派なんですよ』  中居くん!めっちゃみてるやん」
「僕SASUKE派なんですよね〜 派?!?!」
「ほんととんだ匂わせ系男子じゃんね」

といった声。何か裏の意図があったことを読み取っているようだ。

「ガキ使」番組中で「中居派? 草なぎ派?」のやりとり

19年末の「ガキ使」では、草なぎさんがNetflix配信ドラマ「全裸監督」の村西とおる監督に扮し、パンツ一丁でカメラを携えて登場。劇中のシーンを模し、ダウンタウン・松本人志さんに笛を持たせた草なぎさんが、「松本さんは『中居派』ですか? 『草なぎ派』ですか? 『中居派』なら1回、『草なぎ派』なら2回吹いてください」と、名前の後ろに「派」をつけて問いかけた。

この草なぎさんの質問に呼応するように、中居さんは会見で「SASUKE派」との言い方を使ったのではないか、少なくとも大晦日の「ガキ使」を視聴していたことを示唆したのではないか――ファンはそんな思いを抱いているわけだ。実際ツイッターには、

「中居くんの言った『僕、SASUKE派なんですよ』っていう言葉 ガキ使の『中居派?草磲派?』と被せてあるの 見てないって言ってるけど実は見てるっていうそういうボケが中居くんらしくてすこなんだ」(原文ママ)

との書き込みもある。

会見ではその後、「ガキ使」出演の3人について中居さんは「面白かったですか? 受けてました? 良かったです」と一言。また報道陣が「(ガキ使で)松本さんは中居派だって言ってましたよ」と問いかけると、中居さんは

「だから僕は『SASUKE派』! そこに引っかけてるんですよ! 気づいてください」

と、ほぼネタばらし。結局はっきり「見た」とは言わなかったものの、ファンにとっては、中居さんがSMAPメンバーのことを今も気にかけていることを感じさせるには十分なやり取りだったようだ。