中国メディア・東方網は15日、新型コロナウイルスの感染拡大について「日本も間もなく陥落しそうだ」とする、日本在住中国人による文章を掲載した。

 文章は、13日に日本で80歳の女性が新型コロナウイルスによる肺炎で死亡し、日本初の新型ウイルスによる死亡例になったを紹介。この女性は中国への渡航歴もなければ、直接中国人と接触した経歴もなかったとしたうえで「ウイルスがすでに日本に深く入り込んでいることを説明するものだ」とする一方で、日本政府は人権上の問題があると称して強硬な措置を取っておらず、より多くの人の安全に影響する可能性があると伝えた。

 また、日本人も中国国内の感染状況について注目しているとし、中国のニュースをリアルタイムで追いかけている人は「今の日本が1カ月前の武漢のような状況だ」と感じる一方、あまり関心を持っていない人はマスクを携帯していなくても気にしていないと日本の現状を紹介している。

 そのうえで「ほどなくすれば、日本も『鎖国』せざるを得なくなると思う。しかし、日本政府の作業効率の悪さはみんながよく知っており、あまり大きな期待は持てない」とし、結局のところは自分を頼りにして自己防衛に徹し、なにか問題が発生した場合は自分の行動の問題であるとの心構えを持つ他ないとの見方を示している。

 人の密集した場所にできる限り行かない、石鹸による手洗いを励行し、消毒液をこまめに利用する、そして規則正しい生活により体力を落とさないよう留意する。感染リスクを少しでも下げるには、まず基本的な行動を徹底する必要がありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)