マジョルカ久保建英が、自身のアシストを取り消したビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について私見を述べた。

 2月15日に開催されたラ・リーガ第24節で、マジョルカはホームにアラベスを迎えた。

 クチョ・エルナンデスのゴールで1-0と4試合ぶりの勝利を飾ったこの試合で、5戦連続のベンチスタートとなった久保は、0-0で迎えた52分に途中出場。その2分後だった。
 
 クチョからパスを受けた久保が、ドリブルで左サイドを抉って折り返す。これを受けたMFダニ・ロドリゲスがネットを揺らし、先制ゴール。会場は歓喜に包まれ、選手たちも抱き合って喜びを表現した。

 だが、久保にパスを出す前にクチョにハンドがあったとして、VAR検証の結果、ゴールは無効に。63分にそのクチョが意地の一撃を見舞って勝点3を挙げたとはいえ、アシストが幻となってしまった日本代表MFには、思うところがあったようだ。

 試合後、チームの公式インタビューで次のように語っている。

「正直に言って、VARはクールじゃない。いつも何かが起きてないか確認するまで待たなければならず、ゴールを祝うことができない。決定まで2分ぐらいかかることもあり、個人的には好きではない」

 たびたび物議を醸しているVARについて、率直に意見を述べた18歳のコメントは、全国紙の『AS』が取り上げるなど、スペインでも小さくない注目を集めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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