お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、16日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜11:15)で、日本映画界の宣伝手法に疑問を呈した。

松本人志


ポン・ジュノ監督の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が「第92回アカデミー賞」で作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の4冠を達成したことが番組内で取り上げられ、俳優の中尾明慶は「日本映画は今どう考えるのか」と危機感もあらわに。

司会の東野幸治が、「映画が公開する時に、事前に番宣番組とかに出演されて何となく素の部分が分かるから入り込めないのか」と日本映画では出演俳優が積極的にバラエティ番組などで宣伝を行うことに触れ、松本は「あると思うよ。俺もあんまりプロモーションやりすぎたと最近の日本映画には思うんですけどね」「日本特有でしょうね」と疑問を投げかけ、「中尾くんがどんな役をやろうが、『この人、恐妻家なんや』と思う」と笑いを誘った。

自身も『大日本人』(07)、『しんぼる』(09)、『さや侍』(11)、『R100』(13)などの映画を手掛けてきた松本。映画コメンテーターの有村昆は、「(韓国の俳優は)日本ほど出ていない」「日本はテレビ局が映画を制作してしまうので、ドラマの映画化とかになるとどうしてもテレビ局主導になる傾向が強い」とその背景を分析していた。