ざっくり言うと
- 東京・等々力にあるパフェのテイクアウト専門店を紹介している
- 高さ約15cmほどでフルーツやティラミスなどのパフェが販売されている
- また旬のフルーツを使うため、3週間ほどでメニューが刷新されるとのこと
- 写真：東京カレンダー
- by ライブドアニュース編集部
パフェが持ち帰れる？？？お洒落過ぎる手土産がブームな予感！！
フランス語の「パルフェ（完全な）」を語源とする、パフェ。
フルーツやクリーム、焼菓子…etc。スイーツのオールスターがひとつになったパフェは、まさにパーフェクトデザートだ。
お店で美味しいパフェに出会い、「これをあの人にも食べさせてあげたい…！でも、パフェは持ち帰れないよな…」
否！実は「持ち帰り」が出来るパフェがあるんです…。
美しい！「宝石パフェ」の異名を持つ、美術品のようなスイーツが手土産に！
東急大井町線・等々力駅から線路沿いに、徒歩約3分の場所にある『 ASAKO IWAYANAGI PLUS（アサコ イワヤナギ プリュス）』が、今回ご紹介したいお店。
こちらは、岩柳麻子さんがシェフパティシエールを務める人気店（休日には1時間以上並ぶことも珍しくない！）『PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI（パティスリィ アサコ イワヤナギ）』が2018年秋にオープンしたテイクアウト専門店だ。
そんな大人気店『PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI』の代名詞とも言えるのが、月替りのパフェ「パルフェビジュー」だ。
フランス語で「宝石」という意味の「ビジュー」という名を冠したパフェには、全国から厳選したフルーツがアーティスティックに盛り付けられる。
それらは瑞々しく、艶やか。宝石さながらの美しさと上品さで豊かな色彩を放つ。
そんな「パルフェビジュー」を、よりカジュアルにテイクアウトで楽しんでもらいたいとのシェフの想いから誕生したのが『ASAKO IWAYANAGI PLUS』の「パルフェ ア アンポルテ」だ。
「パルフェ ア アンポルテ」の高さは約15�僂曚鼻�持ち運びに適したミディアムサイズだ。パフェというと、スイーツが層を成すためボリュームがあり、食べ飽きてしまう場合もあるがこちらは違う。
「ハーブやスパイスをアクセントとして使用しているので甘すぎず、ペロリと食べられちゃいますよ」とスタッフが語るように、その味わいは軽やか。理由はパフェの構成にある。
主役となるフルーツは瑞々しく甘い。そして、その甘さを引きたて他の具材とのつなぎの役割を果たす濃厚なブラマンジェ。その下には、爽やかなジュレが重ねられる。
そして、味わいにアクセントを与えるハーブやスパイスの存在。これらが混然一体となり、食べる者をトリコにするのだ。
この完成度のパフェをテイクアウトで楽しめるとは…。
※値段はすべて税抜き
左から
◆柚子と柑橘（1,000円）：みかんのような「はまさき」が爽やかな味わい。中層には抹茶の葛とミルクのボールがレモンジュレの中に浮かぶ。刻んだ山椒がアクセント。
◆ティラミス（1,000円）：黒豆、コーヒーの寒天、ベリーの下にラム酒の香るティラミスがしたためられている。レモンジュレとコーヒーのブランマンジェの間にはすみれのソースが使用され、大人の味に。
◆苺フランボワーズ（1,100円）：フレッシュなベリーの下に、バルサミコとローズでマリネした苺を使用。赤ワインのジュレには、スパークリングのシュワシュワ感がほんのり残る。
◆リンゴ（1,000円）：上層部にジンジャーカルダモンのクラックランをのせ、ハーブでマリネしたリンゴのコンポート、さらにリンゴのタタンが重なる。最下層の生姜ミルクのブランマンジェが全体をまとめる。
手土産を渡すときに、意外に重要な手提げ袋もお洒落！「パルフェ ア アンポルテ」がぴったり2つ入るから、安定感も抜群だ。
真っ白と見せかけて、よく見るとAの文字やシェフの想いがしたためられている。手渡すときの掴みのトークにも一役買ってくれるかも。
実はこちら・・・パフェだけじゃないんです！！
サックサクの食感！ブルターニュの職人から学んだクレープも絶品！
「エシレバターとカソナード」（600円）
『ASAKO IWAYANAGI PLUS』には、足を運んだ者だけが食べられる人気メニューがある。それは、注文を受けてから焼き上げるクレープだ。中でもおすすめしたいのが、「エシレバターとカソナード」。
フルーツやクリームなどの具材は入れず、味付けはバターとブラウンシュガーのみというシンプルな一品だ。
作る様を見て「少し火が入り過ぎかな？」と思っていたのだが、食べてみて納得。強く焼き目を付けることで生まれた、パリッとした食感がたまらないのだ。感じたままにシェフに伝えると、
「この焼き目、形状にたどり着くまでに試行錯誤を重ねました」と教えてくれた。
岩柳シェフは、修行の中で本場ブルターニュでクレープ職人『クレピエ』からクレープ作りを学んでいる本格派。
それだけに、素材にもこだわりが強い。その最たる物が、生地に使用している小麦粉だ。
「色々な小麦粉を使って試作して、試食を重ねた中で一番おいしかった」と選んだのは、フランスの老舗製粉メーカー「VIRON」の小麦粉。
「薄いクレープ生地でもふんわり、もちもちした食感に仕上がる」とシェフ。
薄く広げた生地にエシレバターを直接当てて、全体にしっかり染み込ませる。その後、カソナード（フランス産のブラウンシュガー）を振りかけ、200℃ほどの高温の鉄板で一気に焼き上げる。
パリッとした食感の生地に、エシレバターの芳醇な香りと、少し粒感の残ったカソナードの深い甘みが絶妙にマッチ。
焦がさず、食感を最大限に出す。そのために職人はこの焼き方を何度も練習して、絶妙な焼き加減やスピード感を習得していくという。
また、こちらでは購入したスイーツに合わせて、最適なドリンクのペアリングをバリスタが紹介してくれる。
「スイーツと合わせるのは深く苦味の強いもののイメージがありますが、少し酸味もある方がフルーツと相性が良かったりするんですよ。お客様のお好みを伺いながらご提案します」と教えてくれた。
月ごとにコーヒー豆６種、茶葉７種のラインナップもアップデートされ、珍しい品種もここにはよく並ぶ。コーヒー豆や茶葉のギフトもあり、セットの手土産にすることもできる。
見た目も味も抜群！手土産として文句なし！
岩柳シェフは、もともと服飾の染色家として活動していたキャリアがあるという異色の経歴の持ち主。そのため、彼女が作るスイーツは味はもちろんだが、色彩やセンスなど見た目が抜群。
そんなスイーツを手土産として持参すれば、箱を開けた時のインパクトは絶大だ。
また旬のフルーツを使うため、3週間ほどでメニューが刷新されるため、店に足を運ぶたびに真新しいスイーツに出会える。
美しいパフェに出会える『ASAKO IWAYANAGI PLUS』。ぜひ、あなたの手土産リストに加えて欲しい。
クレープビジュー ジャポネ ジェラート1種（1,200円）旬のフルーツを使ったクレープも、やはり秀逸。「クレープビジュー ジャポネ」は佐賀県産の「はまさき」を中心に柑橘を主役とし、抹茶の葛や黒ごまときな粉のクラックランなど和のテイストで上品にまとめられている