「横浜市民から見た神奈川県」の図がツイッターで話題になっている。

それがこちらだ。


横浜市民から見た神奈川県(画像は@izumi_yawaraさん提供)

神奈川県民なら分かるだろうか。横浜市は「大都会東京」と「横浜もどき」に2分され、川崎市の多摩区辺りは「ほぼ東京」、武蔵小杉駅付近は「ムサコマダム自治区」、海沿いは「魔境」となっている。

「鎌倉幕府」「アメリカ領横須賀」はその名の通りといったところか。湘南地方は「夏だけパリピ」、箱根近辺は温泉マークが付いているなど、それぞれの地域の特徴をよく捉えている。

それにしても県西部と中央部の「ド田舎」「影薄くて微妙」はかわいそうではないか...。

こちらの画像を作成したのは横浜市に住むツイッターユーザーの@izumi_yawaraさん。制作においてこだわった点を聞くと、

「色々な意見をもとに、『どうすれば面白おかしく描写できるか』ということを考えてやっておりました」

と話している。

改訂を繰り返した結果...

@izumi_yawaraさんの投稿は反響を呼び、様々な意見が寄せられた。

「夏だけパリピが的確すぎて草」
「町田がないですよ、町田が」
「横浜市緑区は横浜のチベットって聞いてるけど」

@izumi_yawaraさんはリプライ(返信)を踏まえ、Ver.14まで改訂版を制作。最終的に落ち着いた形がこちらだ。


さらに細分化された(画像は@izumi_yawaraさん提供)

区分けはさらに細分化され、カオスな状態に。「ゆず」(横浜市磯子区)、「いきものがかり」(厚木市)、「サザンオールスターズ」(茅ヶ崎市)、「ZARD」(秦野市)といったゆかりのあるアーティストや、河野太郎防衛大臣の出身地(平塚市)が追加されている。

このほかにもいくつか解説すると、

〇たまプランヌ自治区と植民地宮前区...たまプラーザがある青葉区と宮前区
〇スウェーデン領都筑...IKEAがある都筑区
〇サバンナ...よこはま動物園ズーラシアがある旭区
〇横浜のチベット...チベット並みに寒いと言われるエリア(瀬谷区、泉区、戸塚区など)
〇神の国...寒川神社がある寒川町
〇リニア...2027年の開業をめざすリニア中央新幹線
〇皇室領葉山...天皇家の別荘にあたる葉山御用邸がある葉山町
〇海の王子自治区...眞子さまとの結婚が延期になっている小室圭さんが、藤沢市をPRする「湘南江の島海の王子」として過去に活動
〇三崎のマグロ...マグロで有名な三崎漁港がある三浦市
〇神奈川の水がめ...4つのダムがある

といったような具合だ。


上の図と見比べてほしい(市町村別、神奈川県公式サイトより)

最終版は細かすぎて、どこがどこの地域を指しているか県民でも少々分かりづらいかもしれない。神奈川出身、もしくは在住する社員にこの図を見せてみると、

「わかるけど、初回版の方が見やすい。日産スタジアムは地元ではちょっと影が薄いかも。スウェーデン?...あ、IKEAか」(横浜在住O)
「あーまさにこんな感じです。...サバンナ??サバンナってなんですか?」(横浜出身A)
「上の方はよくわからんけど概ねあってると思う。『神奈川領熱海市』は微妙かな。箱根と熱海に近いイメージはないし、あまり一緒にされたくないね」(小田原出身S)

との反応が。地元民でも多少分からない部分はあるようだが、「大体わかる」という点では一致しているようだ。