【AFP=時事】中国の国営メディアによると、世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスによる肺炎が流行している中国から外国人を避難させることは不必要だとの見解を示した。

 国営新華社(Xinhua)通信は、WHOが「外国人の避難はさせることは勧めず、国際社会に対して、落ち着いて過剰反応しないよう呼びかけている」と報じた。

 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は北京を訪問し、習近平(Xi Jinping)国家主席を含む中国当局者らと感染封じ込めの対策について話し合ったが、WHOはテドロス事務局長のコメントについて「明確な説明を待っている」状態だと述べた。

 WHOのクリスチャン・リンドマイアー(Christian Lindmeier)報道官によると、テドロス事務局長は28日夜にスイスのジュネーブに戻る。

 日本や米国など複数の国はすでに、新型コロナウイルスによる肺炎の発生地である武漢(Wuhan)市から自国民を安全に脱出させるための対策を講じている。新型肺炎により、中国国内ではこれまでに130人以上の死者が出ている。

【翻訳編集】AFPBB News

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