au PAY」が新たな20%還元キャンペーンを実施します。付与上限は最大7万円相当と、初期の「PayPay祭り」に迫る規模。期間は2月10日〜3月29日となります。

「au PAY」は、auユーザー以外も利用できるスマホ決済サービスです。会員数は2200万人。5月にはPontaとのポイント共通化により、1億を超える会員基盤へと成長します。

今回のキャンペーンでは、期間中に「au PAY」で決済すると、20%分のポイントを付与。還元総額は毎週10億円で、還元額が毎週10億円に達するとその週のキャンペーンは終了します。なお、ポイントは5月以降、「Pontaポイント」に変換されます。

付与上限額は期間ごとに異なっており(下記参照)、累計は7万円相当。なお、au PAYの決済上限額はキャンペーン開始と同時に25万円に引き上げられ、決済1回あたりの付与上限は3万円相当となります。

<期間別付与上限額>

・2月10日〜3月1日:3万ポイント
・3月2日〜3月22日:3万ポイント
・3月23日〜3月29日:1万ポイント

▲家電量販店を含む全てのau PAY加盟店で還元

前述の通り毎週10億円を還元するため、期間中の還元総額は70億円。第1弾のPayPay祭り(100億円)に匹敵する大規模キャンペーンといえます。ビックカメラ・ヤマダ電機など家電量販店もau PAYに対応しているため、家電の購入に使うのも良いでしょう。

「au PAY」もスーパーアプリに

このほか「請求書払い」など、au PAYの新機能を発表。また、「au PAY」のスーパーアプリ化も発表し、金融サービスや配車など、生活に密接したミニアプリを今後搭載していきます。


▲LINE PayやPayPayでは既に利用できる「請求書払い」にも3月に対応

加えて、既存の「au WALLETブランド」を「au PAYブランド」に改称。「au WALLETカード」も「au PAYカード」に改称します。このように、KDDIがこれまで展開していた各種サービスを「au PAY」を軸に一本化することで、サービスのわかりやすさに繋げます。


▲KDDIはすでに展開している金融サービスをau PAYに統合。他社に先駆けたスーパーアプリ化を実現


▲「au WALLETカード」も「au PAYカード」に改称。新たにオートチャージにも対応

『すでにある金融事業』がPayPayに対する強み

なお、金融サービスやスーパーアプリ化は先行するPayPayも発表済み。au PAYの強みはどこにあるのでしょうか。担当者は『弊社は金融事業を長く展開してきた結果、すでに1000万を超える金融アカウント(銀行・証券口座・クレジットカード)を持っている』とコメント。

続けて『そういった金融アカウントとau PAYをリンクさせ、お客様に簡便な手続きを提供するなどして、お客様の日常に自然に溶け込むよう、スーパーアプリ化を目指していきたい』と述べました。



キャンペーン後の展開については『2月と3月はQRコード決済に注力する。そこで付与されたポイントが戻ってきて、そのポイントをさらにチャージして使っていただく。また、5月からのPONTAとの提携で貯まる場所が増えたり、金融での連携でポイントが貯まる場所が増えていく。チャージポイントの循環が生まれやすい構造をau PAYは持っている』と述べました。