あおり運転、上司のパワハラ、歩きたばこ…。現代社会を風刺した猫の絵画展が、京都市西京区上桂前田町の「cafe LINDEN」で開かれている。他人の迷惑を顧みない猫の意地悪な表情と関西弁のユニークな解説が、訪れた人の目と耳を楽しませている。

 タイトルは「意地悪な十匹の猫展」。京都経済短大教授の森粼巧一さん(47)=西京区=がボールペンで版画風に仕上げた10点を展示した。

 あおり運転をテーマにした作品では、目のつり上がった猫が暴走運転する姿をコミカルに描いた。「おそい車はむかつくわ。あおったれ、あおったれ」「怖そうな車には近づかんけどな」といったユニークな解説文を添えた。

 胴体がヘビの姿の猫がスーツ姿の猫4匹を締め上げるパワハラのほか、電車で足を開いて座る猫、狭い歩道を並んで歩くカップルも描いた。

 作品ごとにQRコードを付けており、解説を音声で聞くこともできる。同大学の英語講師で朗読家の高橋弘さん(64)=宇治市=が声を吹き込んだ。

 森粼さんは「楽しみながら、知らないうちに誰かに迷惑を掛けていないか、わが身を振り返ってもらえたら」と話している。2月10日まで。毎週水曜と1月25日、2月2日のほかに臨時休業もある。

(まいどなニュース/京都新聞)