[1.26 リーガ・エスパニョーラ第21節 バリャドリー0-1R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは26日、第21節を各地で行い、レアル・マドリーがバリャドリーを1-0で破った。5試合ぶりに先発したDFナチョ・フェルナンデスの今季初ゴールが貴重な決勝点。長らく勝ち点で並んでいたバルセロナを突き放し、勝ち点3差をつけて首位に立った。

 前日25日に行われた一戦でバルセロナがバレンシアに敗れたため、勝ち点で並んでいるR・マドリーは勝ち点を得られれば首位奪還となる今節。DFセルヒオ・ラモスが戦線に復帰し、リーグ戦では3試合ぶりの先発出場を果たした。またFWカリム・ベンゼマも2試合ぶりにスタメンに名を連ねた。

 序盤から優勢を保ったR・マドリーは前半10分、FWロドリゴ・ゴエスがDFホアキン・フェルナンデスのスライディングを受けて転倒。危険なチャージだったが、主審は警告処分にとどめた。それでもこのFKをMFトニ・クロースがゴール前に蹴り込むと、MFカゼミーロが左の角度がないところからヘディングシュート。これがネットを揺らすも、今度はVARの介入によりオフサイドとなってゴールは取り消された。

 その後も防戦一方のバリャドリーを相手に攻め立てるR・マドリー。しかし、シュートはことごとく枠を捉えられずに1点が遠い。後半21分、右サイドに開いたロドリゴのクロスにベンゼマが頭で合わせる決定機もあったが、わずかにゴール左脇に外れた。31分、カウンターからMFトニに抜け出されるも、ナチョが警告覚悟のタックルで阻止した。

 すると後半33分、ようやく待ちに待った先制点が入った。右からのコーナーキックをクロースが中央に入れると、相手のクリアボールが再び右サイドへ。これを拾ったクロースがセンタリングを上げ直し、ニア寄りに流れたナチョの頭を懸命に振ったヘディングシュートがゴールマウスに吸い込まれた。

 ナチョにとっては2018年1月21日の17-18シーズン第20節、ホームで行われたデポルティボ戦(○7-1)以来735日ぶりとなるリーグ戦でのゴール。バリャドリーは後半42分、DFラウール・ガルシアのコーナーキックをニアでDFモハメド・サリスがそらし、ファーのMFセルジ・グアルディオラが押し込むも、オフサイドでゴールは認められず。ヒヤリとしたR・マドリーはリードを守り切り、貴重な勝ち点3を掴んだ。