セリエA第21節、ナポリvsユベントスが26日に行われ、2-1でナポリが勝利した。

前節フィオレンティーナに完敗した11位ナポリ(勝ち点24)は、5日前に行われたコッパ・イタリアでこそラツィオに競り勝って準決勝に進出したものの、ガットゥーゾ体制リーグ5戦目で4敗目を喫した中、ラツィオ戦のスタメンから2選手を変更。ロボツカと風邪のGKオスピナに代えてファビアン・ルイスとGKメレトを起用した。

一方、C・ロナウドの7戦連発弾でパルマに勝利し5連勝とした首位ユベントス(勝ち点51)は、4日前に行われたローマとのコッパ・イタリアを制し、ナポリ同様に準決勝に進出。ローマ戦でもゴールを挙げた絶好調のC・ロナウドがディバラ、イグアインと共に3トップを形成した。

サッリ監督が初めて古巣ナポリの本拠地サン・パオロに凱旋した一戦は、共に慎重にポゼッションする展開で立ち上がっていく。

そんな中ナポリは16分に左サイドからのインシーニェのクロスに飛び込んだカジェホンがヘディングで合わせるも、GKシュチェスニーの守備範囲だった。

その後も集中したプレーを続けた両チームは、互いに目立ったチャンスを作れない。結局、膠着状態が続いた前半は大きな見せ場なくゴールレスで終了した。

迎えた後半開始4分、ユベントスは足を痛めたピャニッチがプレー続行不可能となってラビオが投入され、ベンタンクールがアンカーに移った。

そのユベントスは53分にC・ロナウドがネットを揺らすも、その前にイグアインのポジションがオフサイドでノーゴールに。さらに62分には決定機。ロングカウンターに転じ、C・ロナウドのラストパスを受けたボックス右のイグアインがシュート。だが、GKメレトの好守に阻まれた。

するとカウンター返しからナポリが先制する。インシーニェが持ち上がった流れから、リターンパスを受けたインシーニェがボックス手前右から右足を一閃。強烈なシュートが枠を捉えると、GKシュチェスニーにセーブされるも、ルーズボールをジエリンスキが詰めた。

失点を受けてユベントスはディバラとマテュイディに代えてドグラス・コスタとベルナルデスキを投入するも、集中した守備を見せるナポリを崩せない。

すると86分、ナポリが勝負を決定付ける。右サイドからのカジェホンのクロスをインシーニェがボレーで叩き込んだ。

結局、90分にC・ロナウドが8戦連続ゴールを決めたものの、ナポリが2-1で勝利。敗れたユベントスは今季2敗目を喫し、2位インテルに3ポイント差とされている。