ホリプロ内でライバルとしてシノギを削ってきた三姉妹女優に異変が起きた。「犬猿の仲」とささやかれていた長女・深田恭子と次女・綾瀬はるかがSNSで貴重なツーショットを公開。連合を結成し存在感を強める中、末娘の石原さとみは「五輪覇権」を制すべく宣戦布告の巻き返しに出ていた!

 芸能関係者を驚嘆させる出来事が起きたのは、昨年のクリスマスイブのことだった。深田恭子(37)が自身のインスタグラムを更新し、そろってサンタクロースの帽子をかぶった綾瀬はるか(34)とのプライベートショットを公開したのだ。これまでほとんど一緒に写真に収まったことがない「ライバル関係」だったビッグ2の合体にどよめきが起こったのは、言うまでもない。芸能記者も興奮気味に語る。

「2人ともホリプロ所属ですが、これまで私生活で親交があったことはほとんど知られていません。ホリプロ内でもビックリしたスタッフが多かったそうです」

 それもそのはずで、18年前に石原さとみ(33)が「タレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞して以来、「ホリプロ三姉妹」として、あえて別々に売り出し、今や押しも押されもせぬスター女優に成長したのだ。芸能記者が続ける。

「そもそもホリプロは、山口百恵が電撃引退して事務所の経営が傾いたことが教訓となって、一枚看板ではなく、同世代の女優を並行して売り出す路線で大成功してます。そのせいか、3人のスタッフはそれぞれが犬猿の仲で、切磋琢磨してきた経緯がある。それが一変。深田と綾瀬の電撃合体に『アンチ石原連合結成』との声がもっぱらでした」

 くしくも今年は東京五輪イヤーで、聖火リレーの公式アンバサダーを務める石原に対して、五輪のオフィシャルスポンサー4社と契約する綾瀬も聖火ランナーに選抜されるなど、その覇権を巡る争いがヒートアップしているやさきだった。これまで非体育会系のイメージが強かった深田も得意のサーフィン好きをアピール。「見に行きたい」と宣言したかと思えば、今年1月からはスポーツブランド「デサント」と電撃契約を結びCMに出演するなど、五輪を前に蚊帳の外だった深田が乱入。もはや「三すくみ」バトルの様相なのだ。

「石原にとって寝耳に水の話でしょう。特に年齢が近い綾瀬へのライバル心が強いのは周知の事実。若手時代からドラマや舞台を中心に女優業に邁進してきた石原は、いわばホリプロの中で正統派。今年に入って周囲にハッパをかけて、ドラマや映画の主演をしたいと宣言した。これが1月クールでドラマ出演がない綾瀬と深田に対して宣戦布告したとみられているのです。石原は、グラビア出身ながら女優業に転身してヒット作を連発する綾瀬をあまりおもしろく思っていない。20代の頃、インタビューで綾瀬について意識するか聞かれた際、『意識します』と答えたことがあるほど。そんな好敵手の綾瀬と、深田がタッグを組んだとなれば、ますます脅威となるでしょう」(芸能ジャーナリスト)

 18年には、石原の「号泣スピーチ」もドラマ業界内で話題になった。主演ドラマ「高嶺の花」(日本テレビ系)の打ち上げの席で悔しさをぶちまけたのだ。テレビ関係者が振り返る。

「全話平均視聴率が9%台とふるわなかったことがよほど悔しかったのか、スピーチの最中に『勝てなかった』『全責任は私にあります』と敗戦の弁を述べ、涙を流したんです」

 この時、石原が「勝てなかった」と対抗心を燃やしていたのは、同時期に放送されていた綾瀬主演のドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系)だと言われている。全話平均視聴率は14%を超え、今年正月にスペシャルドラマまで放送される人気ぶりだった。

「数字で見返したいところでしたが、昨年も主演ドラマ『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)で初回と4話以外は1桁台と伸び悩んでしまった」(芸能記者)

 不振が続く石原にとって、「綾瀬・深田連合」の誕生は、実は女優人生をも揺るがす最大の窮地とも言える状況なのだ。