スイス1部のルガーノは20日、ブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオール(25)が清水エスパルスに移籍するために交渉を行っていることを発表した。クラブ公式サイトが伝えた。

ブラジルのパラナでプロキャリアスタートさせたカルリーニョスは、2017年1月にボタフォゴからルガーノに完全移籍。すぐさま主力に定着すると、2017-18シーズンは公式戦36試合で14ゴール、18-19シーズンは公式戦35試合で15ゴールの成績を収め、今シーズンはここまでの公式戦20試合で2ゴールを記録している。

クラブは、清水と交渉を行っていることを発表し、20日にカルリーニョスの記者会見を実施。その会見の中で、同選手は以下のようにコメントしている。

「僕はルガーノを去る。男としても選手としても非常に成長したと認識している。ここで多くのことを学び、自分のキャリアと人生で重要な瞬間を過ごしたよ。このユニフォームを着て、トップリーグでプレーすることができ、さらに僕がフットボールで成長する機会を与えてくれた。いつか海外でプレーすることを夢見た子どもの時、日本は目標とする国の1つだったんだ」

「自分がプレーしたチームに関して、ルガーノのために自分自身を犠牲にすることを常にやってきた。会長が、僕に与えてくれた機会に感謝する。彼は私を良く知らず、他の人が疑わしいと思っている時でさえ、信じてくれた」

「今、僕は幸せだ。僕は去ることを決めた。誰もがこの街とクラブを愛しているかを知っているだろう。僕の心は常にここにあり、ビアンコネリ(ルガーノの愛称)を応援する。でも、これは専門的、そして経済的な理由によって決定される選択だ。自分の人生を手に入れなければならない」

昨シーズンのチーム得点王であるブラジル人FWドウグラスがヴィッセル神戸に移籍しただけに清水にとって、大きな戦力と言えそうだ。