ラ・リーガ第20節のマジョルカvsバレンシアがエスタディ・デ・ソン・モイシュで行われ、4-1でマジョルカが勝利した。MF久保建英は80分から出場している。

久保が9試合ぶりのベンチスタートとなるなか、マジョルカが先に試合を動かす。7分、バイタルエリア左でFKを獲得すると、セビージャがクロスを供給。ボックス中央でフリーとなったラージョがヘディングシュートをゴール左に流し込み、先制に成功する。

ラージョの移籍後初ゴールで幸先よく先手を奪ったマジョルカが21分に追加点を奪う。ボックス右に侵攻したブディミルのクロスはMFコクランにカットされたものの、ダニ・ロドリゲスがボールを奪取。そのままシュート気味のクロスを送ると、ゴール前のブディミルに当たってゴールラインを割り、リードを広げる。

さらにマジョルカは41分、セビージャがダニ・ロドリゲスとワンツーでバイタルエリア右に侵攻すると、ボックス中央へスルーパス。これを受けたブディミルが1人躱して、シュートを放つ。ボールはGKジャウメに触られたが、ゴールに吸い込まれた。

降格圏に低迷する相手に3失点を喫したバレンシアは44分にチェリシェフを下げて、若手のホープとして成長著しいフェラン・トーレスを投入。前半に1枚カードを切ったバレンシアだが、後半には入っても、マジョルカの守備に苦戦を強いられる。

その後、試合はスコアが動かないまま長らく推移。するとマジョルカは79分、フェバスのパスを受けたブディミルが丁寧に後方へ落とす。これを受けたダニ・ロドリゲスが右足を振り抜くと、鋭いボールがゴール左に突き刺さる。

82分にフェラン・トーレスに1点を返されたマジョルカだが、後半アディショナルタイム1分にはボックス手前でボールを受けた久保が相手DFを1人躱してから右足でシュート。コースを突いたシュートだったが、GKジャウメの好守に遭った。

さらに、久保は後半アディショナルタイム4分にもボックス左外からグラウンダーのクロスでチャンスメイク。だが、ファーサイドで合わせたブディミルが枠を外してしまい、アシストとはならなかった。

試合は直後に終了。今シーズン最多の4ゴールでバレンシアを下し、7試合ぶりの勝利を収めたマジョルカが降格圏を脱出した。