なぜもやもやするの?

今日一日の出来事を思い浮かべてみてください。その出来事で、心はどのように動いたでしょうか?今日楽しかったことは?今日嫌だったことは?改めて見てみると、私達の気持ちはさまざまに揺れ動いていることに気づくでしょう。一日だけで誰もがいろいろな体験をし、感情は忙しく動き続けているのです。

そんな中でも、特に心をかき乱す感情もあるかもしれません。例えば、悲しい気持ちやイライラする気持ち。そのような気持ちになった時、その体験が終わった後も何度も思い出し、繰り返し悲しみやイライラを感じてしまっていませんか?

ずっともやもやと心の中に存在し続けるのは、その気持ちに対して消化不良を起こしているからでは?心をかき乱す感情、もやもやの正体を探ってみましょう。

気持ちを消化するためにはどうしたらいいの?

もやもやと消化不良を起こしてしまうのは、なぜその気持ちになったのかを自分で理解できていないのが原因の一つ。気持ちの動きに気づかないと、どうしても振り回されてしまいがち。客観的に自分を理解することで、心をかき乱す感情にしっかりと向き合うことができます。

なぜ私はそのように感じたのか、なぜ私はその感情に強く揺さぶられているのか、相手に対してどのような願望を持っていたのか、など一つひとつ噛み砕いてみましょう。

ノートに書いてみよう

心の中だけでやるのが難しい人は、ノートに書き出してみるのもオススメです。まず、その日一日の気持ちが動いた出来事を書き出してみます。その中で特に感情が揺さぶられる出来事があれば、そのことについて掘り下げてみましょう。

例えば、パートナーが自分に対して言ったひと言にもやもやを感じているとします。そのひと言に対して、どんな気持ちを抱いたのか掘り下げてみます。悲しくなったのか?イライラしたのか?失望したのか?いろいろな感情が入り混じっていることもあるかもしれませんね。

次に、なぜその気持ちを抱いたのかを考えます。自分が非難されているようで悲しかったのか、やってほしいことをしてもらえなかったからイライラしたのか、期待を裏切られて失望したのか、など。ただ嫌だった!だけではなく、どうしてそう感じたのかについて掘り下げてみましょう。

このように心の動きを文字にしてみると、自分はこう思っていたのか、と客観的に理解することにつながります。ぐるぐると動き回っていた気持ちも、だんだんと整理整頓されてくるでしょう。

気持ちが収まらない時や、いても立ってもいられない時は、ぜひノートに自分の心の中を記してみましょう。段々と自分への理解が深まり、冷静に見つめることができるようになって、自分でもやもやを解消することにつながりますよ!

ライター:櫻井麻美(さくらいあさみ)
大学在学中に世界一周をし、卒業後は日本各地に住み込みで働きながら生活を送る。既存の価値観の中で生き方を考えることに違和感を覚え、自分はどうやって生きるのか?何をして生きるのか?について考えはじめ、ヨーガにたどり着く。現在はたくさんの人が幸せでいられるためのヨーガを伝える活動をしている。