メイクに欠かせないファンデーション。日頃なんとなく使っているけれど、その使い方が良いか悪いかよくわからない…という人も多いのでは? しっかりとフィットすれば、均一なトーンで内側から輝くようになめらかなツヤ肌が手に入るものの、ひとたび塗り方を間違えるとシワを強調してしまったり、カサつきやテカりが出てかえって不自然な白塗りになってしまうことも。

今回は、コスモポリタン アメリカ版の美容エディター、ブルック・シュナトナが、試行錯誤の末にたどり着いた「ファンデーションに関する一生もののコツ」をご紹介。ポイントをおさえれば日々のメイクを劇的に改善することができ、ムラやテカり、厚塗りに悩むこともなくなりそう!

ステップ1:肌を整える

まずはこのステップが「必須」だと肝に銘じること! ファンデーションは乾いた肌のしわや凹んだ溝などに溜まりやすいので、均一になじませるには肌を清潔に整えて、保湿しておくことが重要。

肌にやさしいフェイスウォッシュで洗顔をしたら、いつもの朝のスキンケアのあとにモイスチャーライザーを少量手に取り、顔をマッサージ。潤いが肌に浸透するまでに15分ほどかかるので、少し時間を置くのがポイント。

ステップ2:ファンデーションを選ぶ

自分に合うファンデーションを見つけるのって、例えれば論文が1本書けてしまうほど難しいもの。ここでは面倒な説明は一切ナシに、ファンデーションを選ぶときのポイントだけを簡単に説明!

■カバー力

ほとんどのファンデーションのカバー力は、シアー、ミディアム、フルカバーのいずれかに分類されます。チャームポイントのそばかすを残したい場合は、「シアー」「モイスト」「軽い仕上がり」などと説明のある薄づきタイプがおすすめ。肌のトーンを均一に整えながら軽さを残したい場合は、「セミマット」や「光沢感のある仕上がり」などと説明されたミディアムなカバー力のあるものがベスト。隠したいシミや赤み、くすみがあったり、単純に陶器のように凹凸のない肌を目指すなら、よりカバー力の高い「フルカバー」や「マット」なファンデーションがぴったり。

■色味

自分に合うカバー力とその仕上りがわかったら、いよいよ色味選び。「よく言う、生まれ持った肌の色味を参考にする方法から、首元の色味と合わせる方法まで、全て試した」、というブルックが選んだベストな方法はいたってシンプル。それは、普段のようにファンデーションを顔全体にのせて、さまざまな光の下で確認すること。一番正確な色合いを映し出してくれるのは太陽光。欠点も含めてそのままの色を反映するので、自然光の下でも映えて見えれば、それがもっともマッチする色というわけ。

もちろん、たくさんの色を試さなければ、何がベストかの判断は難しい。コスメショップやデパートなど試供品がもらえるところも多いので、購入前に自宅で試してみることをおすすめ。または、ドラッグストアのテスターを使わせてもらってみて。

ステップ3:塗ってなじませる

ファンデーションの塗り方は人によってさまざま。ただ、ファンデーションブラシを使うとブラシの跡がすじになって残りやすい。指や手ではムラなく均一にするのが難しく、自然な仕上がりに見えにくくなることも。アプリ加工のような完璧な仕上がりを目指すなら、高機能のメイクアップスポンジがおすすめ。

スポンジ(使用前に水で濡らさないと効果がないので気をつけて)を準備したら、額、頬、あごといった顔の主な部分にファンデーションを指でのせる。このとき、スポンジをこすったりしないこと。スポンジは点を描くような軽いタッチで、ポンポンと素早く動かすのがコツ。そのまま顔になじませながら、髪の生え際やあごの方まで広げていき、あごの周りから先端まで同じような感じでスポンジを動かしていくと、肌との境目が見えない自然な仕上がりに。

基本的にファンデーションにはニキビを隠す効果はないので、この時点でにきびが気になっていても大丈夫。さらにカバーしたい部分にはコンシーラーを軽くのせて、数分待って浸透させたらスポンジでもう一度なじませればOK。

ステップ4:崩れを防ぐ

ファンデーションを長持ちさせようと思うと、つい顔全体にパウダーを塗りがち。でも実は、その必要はなし! ルースパウダーはTゾーンのように皮脂が多く、テカりやすい部分にだけ使うのがベター。このとき、最初に余分なパウダーを落としておくことを忘れずに。

そして渦を描くように、大きめのフェイスパウダーブラシをくるくるとやさしくつけて。パウダーをつけすぎてしまうと、厚塗りのような仕上がりが気になることも。そんなときは、フェイスミストかフィキシングスプレーを肌に吹きかければパウダーが溶けて肌になじむので、自然な仕上がりに調整できるそう。

これで完成!

この時点では立体感がなくのっぺりとした顔に見えがちですが、それこそがファンデーションの役割。つまり、肌の色を均一に見せるということ。ベースメイクは整ったので、あとはメイクの醍醐味であるブロンジング、コントゥアリング、ハイライトなどで仕上げれば、顔全体のメイクの完成です!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Mari Watanabe(Office Miyazaki Inc.)

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