16日放送の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でのある一幕が物議を醸している。

 問題となっているのは、昨年9月に発生し、未だ被害が広がり続けているオーストラリア火災について取り上げている際の一幕。オーストラリア各地で新しく発生した火災もあるとのことだったが、番組では1120万ヘクタール以上の延焼面積について「韓国の面積(約1000万ヘクタール)以上」と韓国を引き合いに出し、紹介。MCの宮根誠司も「韓国の面積以上に燃えちゃってる」と驚きの声を上げていた。

 しかし、ほかのメディアでは「北海道の面積約834万ヘクタールを上回る」と紹介したり、東京ドームの個数などで例えていたこともあり、視聴者からは、「韓国の面積で例えられても分からない。何で日本と比較しないの?」「なんで他国を出すの?韓国燃やしたいのか?」「韓国基準なの?日本の面積ではなんでだめなんだろう」という困惑の声が多く集まっていた。

 「オーストラリア火災の延焼面積の表現には北海道の面積を用いることがあるほか、東北と関東の面積を合計した面積も約993万ヘクタールのため比較に使ってもさほど不自然ではありません。韓国の面積は比較に使いやすかったのかもしれませんが、両国の関係の悪化が話題になっている中、わざわざ韓国を引き合いに出したり、『韓国の面積以上に燃えている』という発言が失礼ともとられかねないため、番組には苦言が集まってしまったようです」(芸能ライター)

 この「韓国」の例えを出演者たちは触れずに流していたが、多くの視聴者は違和感を抱いてしまったようだ。