【ソウル聯合ニュース】大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長は2日、聯合ニュースとの新年のインタビューで、「昨年末に東京を訪問し、五輪期間中、わが国の選手団の食事をサポートする支援センターとの契約を終えた」と明らかにした。

 東京五輪を巡っては、選手村で提供される食事に東京電力福島第1原発事故が起きた福島産の食材が使われるとして、韓国をはじめ各国から安全性を懸念する声が出ている。

 大韓体育会は選手村から約15分離れたホテルを五輪期間中に借り切り、選手団のための拠点を用意した。

 放射能汚染に対する懸念が払拭(ふっしょく)されていない中、大韓体育会は韓国選手団の食の安全を最優先に考え、韓国選手団のための食堂を用意すると早くから明らかにしており、先ごろ関係機関との契約を終えた。

 忠清北道・鎮川の国家代表選手村から派遣された調理師が韓国から空輸された食材を使って選手団の食事を24時間サポートする。

 同ホテルには80人が利用できる食堂があり、五輪を観戦する関連団体の関係者もこのホテルを利用する。

 大韓体育会は韓国文化・飲食などの広報拠点「コリアハウス」も設置、運営する。コリアハウスは2004年のアテネ五輪以降、主な国際大会で設置された。

 選手団の士気を高めようと報奨金も拡充した。大韓体育会は東京五輪のメダル報奨金として45億ウォン(約4億2500万円)を確保した。16年のリオデジャネイロ五輪の際に韓国選手団に支払われた32億ウォンよりも41%増加した。

 リオ五輪では、個人戦の金メダリストには6300万ウォン、銀メダリストには3500万ウォン、銅メダリストには2500万ウォンを授与した。監督は金メダルなら8000万ウォン、銀メダルなら4500万ウォン、銅メダルなら3000万ウォンが贈られた。団体戦の選手は個人戦の75%、コーチは監督の75%が贈られた。

 報奨金が引き上げられれば、選手の成績にも少なくない影響があるものとみられる。

 大韓体育会は16年のリオ五輪以降、3年間維持されている国家代表選手たちの食費も今年12億4000万ウォン増額した。