セルタに2度リードを奪われるも、なんとか追いついて勝ち点1を獲得

 スペイン1部マジョルカは現地時間15日、敵地でのリーガ第17節で18位セルタと対戦。

 日本代表MF久保建英は6試合連続でスタメン出場となったが、守備に追われる時間が長く、攻撃ではほとんど見せ場のないまま、1点ビハインドの後半に途中交代。チームは数的劣勢になりながらなんとか2-2に追いついて勝ち点1を手にした。

 久保は4-2-3-1システムの右サイドハーフで出場。しかし前半20分、攻め込まれたマジョルカは久保がボールホルダーにプレスに行くも右サイドに展開され、MFルーカス・オラサのクロスからブラジル代表MFラフィーニャに先制ヘッド弾を決められてしまう。

 マジョルカは前半30分過ぎ、左サイドからスローインを入れる攻撃でFWアンテ・ブディミルがペナルティーエリア内で倒される。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言による映像確認で、セルタDFジョゼフ・エイドゥーのファウルと判定され、マジョルカがPKを獲得。これをMFサルバ・セビージャが決めて同点に追いついた。

 1-1のタイで前半を折り返したマジョルカだったが、後半3分にFWクチョ・エルナンデスがペナルティーエリア内で相手選手を倒してPKを献上。セルタFWイアゴ・アスパスに勝ち越し点を決められてしまった。

 久保は守備に追われる時間が長く、攻撃で持ち前のテクニックを披露する局面はほとんどなし。3試合連続フル出場中だったなか、後半32分にFWパブロ・チャバリアと交代になった。

 マジョルカはその後、DFアントニオ・ライージョが2枚目のイエローカードで退場。数的劣勢となったが、後半38分にMFラーゴ・ジュニオルのクロスのこぼれ球をブディミルが押し込んで同点に追きつき、4連敗は回避している。(Football ZONE web編集部)