寒い冬のランチには、手軽に作れて温かいスープジャー弁当がおすすめ。お弁当作りが面倒だなと感じる朝にも、手間なく素早く作れちゃう簡単スープジャーレシピをご紹介します。お昼にあったかランチが食べられる幸せのために……頑張りすぎずに続けられるスープジャー弁当、ぜひみなさんも作ってみてくださいね。

冬はスープジャーを使った簡単弁当がおすすめ!


本格的に冬の寒さを感じる季節になると、ランチにはあったか〜いごはんが恋しくなりますよね。冬のランチに、スープジャーを使った簡単でおいしいあったか弁当はいかがでしょうか?



出典:https://www.instagram.com

お弁当生活をなかなか続けることができない私でさえ、スープジャーにスープを入れて持ってくることが(たまに)あります。そう、スープジャーは「お弁当を作る」というハードルをぐっと下げてくれる優秀なアイテムなんです。特にこれからの寒い季節は、あったか料理のスープジャー弁当がおすすめ!

私はおうちで作ったスープの残りを入れて持ってくることが多いのですが、料理家であり弁当コンサルタントの野上優佳子さんによると、スープジャーの保温性をうまく活用すれば、より調理が手軽になり、レシピの幅も広がるんだそう。しかも盛り付け不要な上に、おかず1品でも完結するので、時間がなくてお弁当作りが面倒だなと思う朝でも、素早く作ることができちゃうそうなんです。

なんと、いいことづくしではないか……。
私も含め、お弁当生活を続けたいけどなかなか実現できていない方も多いのではないかと思いますが、そんな方にこそスープジャーを使った「頑張りすぎないお弁当」はおすすめなんだそう。そこで今回は、野上さん考案のスープジャーで作る簡単お弁当レシピをご紹介します。


簡単スープジャーレシピ6選


【1】即席!鯖チゲ

買い置きで忘れがちな缶詰をお弁当に。味付けも鯖の味噌煮缶におまかせで、あっという間に完成!


・鯖の味噌煮缶……1缶(190g)
・豆腐……1/2パック(75g、角切り)
・キムチ……50g程度
・豆もやし……50g
・小松菜……1株(ざく切り)
・すりおろし生姜、味噌、酒……各小さじ1
・水はたは湯……60ml程度


1. 鍋にすべての材料を入れて火にかける。(鯖缶は汁ごと入れる)

2. 沸騰したら火を止め、予熱したスープジャーにアツアツのうちに移し、すぐにフタをする。


【2】豆乳きのこスープ

白菜とたまねぎで、野菜の甘みとうまみがたっぷりと味わえる! ヘルシーなのにコクがあって、寒い日でも体の中から温まるスープ。


・豆乳……1.5カップ
・ウインナー……2本
・たまねぎ……1/4個(薄切り)
・きのこ(しめじ、エリンギなどお好みで)……60g(食べやすい大きさにカットする)
・白菜……1/2枚(細切り)
・コンソメ……1個
・味噌……小さじ1.5
・こしょう……少々


1. 味噌とこしょう以外の材料を鍋に入れる。

2. 沸騰したら味噌を溶き、こしょうを加えて味をととのえる。

3. 再沸騰する直前で火を止め、予熱しておいたスープジャーに注いですぐにフタをする。


【3】トマトとパンのチーズスープ

カチカチになったバゲットが美味しいスープに変身!
トマトの酸味とチーズのコクが味わえる速攻スープ。


・トマトジュース……1缶(190g)
・たまねぎ……1/4個(さいの目切り)
・ベーコン……1枚(1cm幅に切る)
・ブロッコリー……4かけ
・バゲット……2切れ(カチカチになった残り物のバゲットでOK)
・スライスチーズ(溶けないタイプ)……1枚
・コンソメ……1個
・オリーブ油……小さじ1
・水……80ml程度
・塩、こしょう……少々


1. 鍋または少し深めのフライパンに油を熱し、たまねぎとベーコンを加えて軽く炒める。

2. トマトジュースと水、コンソメを加える。沸騰したらパンとブロッコリーを加えて塩こしょうで味をととのえ、チーズを加えてざっとまぜる。

3. 予熱しておいたスープジャーにアツアツのうちに注いで、すぐにフタをする。


【4】厚揚げとピーマンの炒め味噌汁

肉なしでも大満足の食べ応え。生姜風味のヘルシー味噌汁。


・厚揚げ……100g(食べやすい大きさに切る)
・ピーマン……2〜3個(タネとワタをとって乱切り)
・ねぎ……10cm分(斜め切り)
・おろししょうが……少々
・ごま油……小さじ1
・かつお粉または鰹節……2g程度
・味噌……大さじ1.5〜2
・水または湯……300ml程度
・トッピング……七味唐辛子


1. 鍋または少し深めのフライパンに油を熱し、厚揚げ、ピーマン、ねぎを加えて全体を軽く炒める。

2. 水を加え沸騰したら、かつお粉を加え、味噌を溶く。

3. 予熱しておいたスープジャーにアツアツのうちに注ぎ、すぐにフタをする。


【5】トマトときのこのリゾット(保温時間3時間以上)

調理時間は5分! 保温調理がきのこのうまみを引き出し、放っておけばお昼までに完成しています。


・生米……大さじ2.5
・たまねぎ……1/4個(さいの目切り)
・ベーコン……1枚(1cm幅に切り)
・きのこ(しめじやマッシュルームなどお好みで)……60g程度(食べやすい大きさに切る)
・トマトジュース……1缶(190g)
・水……大さじ2〜3
・オリーブ油……小さじ1
・粉チーズ……大さじ1
・塩……小さじ1/5〜1/4
・こしょう……少々
・トッピング……粉チーズ、パセリ


1. 鍋または少し深めのフライパンに油とたまねぎ、ベーコンを入れて火にかける。香りがたったらきのこ類と米を加えて炒め、油がなじんだら塩こしょうで味付けする。

2. トマトジュースと水を加えて沸騰したら弱火に、途中混ぜながら3分煮る。

3. 予熱したスープジャーにアツアツのうちに移し、粉チーズを加えて軽く混ぜ、すぐにフタをする。


【6】たまごとじゃこのおかゆ(保温時間3時間以上)

じゃこを使えば出汁いらず。保温調理できる体に優しいあったかおかゆ。


・無洗米……大さじ3
・卵……1個
・ちりめんじゃこ……小分け1パック(15g)
・小ねぎ……1本(小口切り)
・水……320ml程度
・塩……小さじ1/4


1. 鍋に湯を沸かし、じゃこを加えて塩を溶かす。沸騰したら卵を溶いてまわし入れる。

2. かきたま状態になったら米を入れ、1分沸騰させたら火を止めてねぎを加える。

3. スープジャーの湯を捨て、アツアツのうちに2を注ぎ、すぐにフタをしっかり閉める。


スープジャーの予熱でさらに保温性がアップ!


スープジャーを使用するときには、あらかじめ熱湯で予熱してから料理を注ぐのがおすすめ。沸騰したお湯をスープジャーに注ぎ、フタをせずに1分ほど予熱し、お湯を捨ててから料理を注いでみてください。これによって、保温性がさらにアップするんだそうです。

今回ご紹介したレシピは、どれも0.4Lの容量のスープジャー1個分の分量ですが、具沢山のスープをたっぷり持っていきたい方には、大容量タイプのスープジャーもおすすめです。(私も購入を検討中……)

ちなみに、0.4Lのスープジャーには素うどん1杯分、0.5Lのスープジャーには牛丼1杯分が入っちゃうんだそうです!


スープジャー弁当作りに便利なアイテム

スープジャーにスープを注ぐときに、注ぎにくくて困ってしまった経験がある方も多いはず。そんなときには、スープジャー用のおたまを使えば、簡単に、そしてきれいに注ぐことができます。ちょっとしたストレスの解消も、お弁当生活を続けるためには重要です。

私も普段からスープジャー用のおたまを使っていますが、スープジャーに注ぎ入れるときはもちろん、器に汁物の料理を注ぐときにもとても便利なのでおすすめです。


続けられるお弁当作りを実現しよう


今回ご紹介したレシピ以外にも、スープジャーをはじめ魔法びんでお馴染みのサーモスのブランドサイトでは、野上さんをはじめとする料理家の方々が考案したスープジャーレシピがたくさん紹介されています。

どれもおうちにある材料で手軽に作りやすい簡単なレシピばかり!
ぜひ参考にしながら、この冬はスープジャー弁当であったかランチを楽しんでみてください。スープジャーで家計にも体にも優しい「続けられるお弁当作り」を実現しましょう!


スープジャーレシピ | サーモス 魔法びんのパイオニア

料理家、弁当コンサルタント。
30年続けているお弁当生活の知見から、お弁当についての講演や執筆、メディア出演多数。著書に「ごはんをつくる前に読む本」など。社会人から小学生まで2女1男の母。株式会社ホオバル代表。