(台北中央社)オリックスの張奕(25)が10日、台北市内で記者会見を開いた。11月に開かれた国際大会、プレミア12での活躍で注目を浴びたが、伸び悩んでいたことや昨季途中で外野手から投手に転向したことなどに触れ、「かなりつらい1年だった」と明かした。

いとこである巨人・陽岱鋼の母校、福岡第一高に野球留学。日本経済大を経て、2016年の育成ドラフトで1位指名され、オリックスに入団した。

投手転向前は結果が出ず、クビという不安も頭をよぎったと吐露。コーチから勧められ、最初は軽い気持ちで試しに投げてみただけだったと話しつつ、妻や子供のためにも球団がくれたチャンスを生かそうと、投球の研究を重ねたと振り返った。

今年5月に念願の支配下登録となり、8月にはプロ初先発にして初勝利。プレミア12では2試合に先発し13回2/3を無失点に抑え、ベストナインに選ばれた。プレミア12は大きな自信になったと語る張。来年は1軍で先発ローテ入りを目指すと意気込んだ。

(楊啓芳/編集:楊千慧)