(ワシントン中央社)米下院外交委員会アジア太平洋小委員会のテッド・ヨーホー委員長は10日、中国の横暴な行為を許す唯一のものは「資金」だとし、中国に圧力をかけるため、中国製品を買うのをやめるよう呼び掛けた。中国の権威主義に関する公聴会で述べた。

ヨーホー氏は自身が先週末買い物に行った際、手にしたものが中国製品だったので棚に戻したというエピソードを紹介。目当ての商品で台湾製のものを見つけるまで探したという。中国のものより値段が高かったとしつつも、「台湾という国を支援できてうれしく思う」と語った。

さらに、「これがわれわれが個人としてできること」だと訴え、多くの人が同じような行動を取れば、よりはっきりとしたメッセージを中国に伝えられるとの考えを示した。

世界人権デーに当たるこの日、同委員会は公聴会を開催。中国の政治や宗教における人権問題をテーマに、ウイグル族の「再教育施設」や香港デモなどについて意見が交わされた。

(徐薇テイ/編集:楊千慧)