せっかくのライブなのに、全然楽しめなかった――

ある人気アーティストのファンによるそんな投稿が、ツイッターで話題になっている。投稿者のXさん(仮名)は、あるライブ会場にて起きた数々の出来事から、ライブ中にもかかわらず会場を後にしてしまったそうだ。一体何が起きたのか。

今回はXさんが体験したライブ会場でのトラブルを紹介しよう。


アーティストに熱中するあまり、周囲に迷惑かけてませんか?(画像はイメージ)

教えて!あなたの「ライブ会場のトラブル体験談」

仕事がどうしても休めなかったので、開演から30分ほど遅れて会場入りしました。

自身の席につくと、すでに荷物が置かれておりました。チケットと番号を何度照らし合わせてみても席は間違っておらず、おそらく隣の女性の荷物だろうと思い、退かしてもらえるよう話しかけるも無視されました。

歌の合間にようやく聞き入れてもらいましたが、こちらに目を合わせなければ謝罪もなし。無言で荷物を退かすも視線はステージ上の2人に釘付けになっておられました。

この方も目的は当然2人なわけだし、楽しんでいる時間に文句を垂れて雰囲気を壊すのも大人気ないと思い、言いたい気持ちをグッと抑え込み、自身もステージに集中するようにしました。

それから10分ほど経過したころ、曲の合間に後ろの席からわりと大きな声で、

「ステージが見えなくなっちゃったわねえ」
「せっかく空席で見えていたのにねえ」
「邪魔ねえ、○○(メンバー)が見えないじゃないの」

という、明らかに自分に向けたであろう文句を浴びせられました。振り返るとおばさん3人組が睨みつけるかのような視線を自分に向けていました。

自分だってステージを見たいから周りと同じように立って眺めて応援していただけなのに、こうも言われてしまうとあまりに理不尽すぎて呆れて言葉が出ず、湧き上がる苛立ちを抑えて座って応援することに...。それからは隙間から微かに覗くステージを見て音楽を中心に楽しんでいました。

さらに20分くらい後、アーティストの2人がステージ上から近付いてきて周りの熱も最高潮に!...なったまでは良いのですが、先ほどの隣の女性がここぞとばかりに身体中に香水をふりまき始め、匂いで自分がいるのをアピールし始める始末...。

当然のように自分にも香水がかかったし、さすがに反対側にいた女性もこれには絶句していた様子でした。まあ、当然ですよね。

この3つの出来事があり、これ以上ここに居ても楽しめる自信がなかったので、アーティストのお二方には申し訳ないですがライブ会場を後にしました。今は苛立ちや悲しさよりも、自分がこの座席を引いてしまったことを悔いています。

――モラルを欠いた観客の行動により、楽しみにしていたライブを途中で諦めてしまうというやりきれないエピソード。いくら大好きなアーティストが目の前にいるからといって、周りの迷惑を顧みない行動は慎んでほしいところだ。読者の皆様もXさんのような体験をお持ちだろうか。

というわけで、今回Jタウンネットでは読者の皆様から「ライブ会場のトラブル体験談」を募集してみたい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(どんなトラブルかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

――みなさま、ご協力お願いします!