「コロンビアの麻薬王」として名を馳せた、故パブロ・エスコバルの兄弟にあたるロベルト・エスコバル氏の企業Escobar Incが、Android搭載フォルダブル(折りたたみ)スマートフォン「Escobar Fold 1」を発表しています。

ファミリー名、または企業名を冠したEscobar Fold 1は、7.8インチ/1440 x 1920ドットの有機ELディスプレイを搭載し、画面を外側にむけて折りたたむことができます。また、そのディスプレイには「特別なプラスチック」を採用し、韓国サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」よりも強度が高いことをアピールしています。


スマートフォンに詳しい諸兄の方々はお気づきのように、この端末の外観や折りたたみ構造は、中国ROYOLEが昨年発表した折りたたみスマートフォン「FlexPai」に酷似しています。フォルダブルスマホはまだどこの企業でも作れるという状態ではないため、本機とFlexPaiの関係は気になるところです。

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本体スペックはプロセッサが Snapdragon 855でRAMは8GB、内蔵ストレージは512GB。1600万画素のメインカメラと2000万画素のサブカメラを搭載と、ハイエンド水準の仕様です。



さらに特筆すべきはその価格の安さで、わずか349ドル(約3万8000円)で販売されるとのこと。このあたり、もし生産がROYOLEだとしたら、どのような取引があったのかが気になります。端末はアンロック(SIMフリー)状態で販売され、さらに世界中への配送に対応しています。