子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方ひとつで毎日の仕事の強い味方になってくれます。

文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。

第51回目のテーマは、「シェアできる文房具」です。11月22日は、お互いに感謝の気持ちを伝える“いい夫婦の日”。「シェアする文房具」で、パートナーや家族とのコミュニケーションのきっかけをつくってみませんか?

予定が一目で分かるカレンダー

はじめにご紹介するのは、家族やパートナーの予定が一目で分かる「シール付きファミリーカレンダー」です。4つの色分けで、家族それぞれのスケジュールを管理できる壁掛けカレンダーです。

予定共有カレンダーというと、バーチカルタイプもありますが、こちらは見慣れた1カ月のカレンダータイプなので、予定も見やすく分かりやすいのが特徴です。

また、ツインリング綴じなので、終わった月を後ろ側に回して保存できるのもうれしいポイントです。家族の大切な記念日やイベントを、楽しく飾れるシール付きです。

商品名:「シール付きファミリーカレンダー 楽しい1年」(日本ホールマーク)
価格:1,500円(税抜)

カードサイズのマステをみんなでシェア!

KITTA Basic(ネコ)

KITTA Slim(チロリアン)

KITTA Wide(メッセージ)

KITTA Seal(バーチカル・テキスト)

こちらの連載でも何度かご紹介している「KITTA」。コンパクトなカードサイズのマスキングテープ・シールで、最初からカットしてあるので、家族や友人とシェアするときに便利です。また、かさばらないので、手帳などに挟むことができ、持ち歩きにもピッタリ!

写真やカードの貼り付けに使いやすい15ミリ幅の「KITTA Basic」のほか、7ミリ幅の「KITTA Slim」、幅広タイプの「KITTA Wide」など、サイズバリエーションも豊富。デザインがかわいい「KITTA Seal」は、手帳のデコレーションにおすすめです。

商品名:「KITTA」シリーズ(キングジム)
価格:各350〜380円(税抜)

煩雑になりがちな冷蔵庫ドアがスッキリ

それぞれが好きなレシピを貼ったり、大事なメモを貼ったり、何かと煩雑になりがちな冷蔵庫のドア。強力マグネット付きの「スキットマン 冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)」は、そんな冷蔵庫のドアをスッキリ整理してくれるお役立ちグッズです。

ファイルを開いて冷蔵庫に貼り付ければ、さまざまなペーパー類を収納できるポケットが付いています。A3を広げたまま収納できるほか、A4がたっぷり入るマチ付きポケット、小さなものを入れるミニポケットも!ファイルを閉じれば、ホワイトボートとして使うこともできます。

商品名:「スキットマン 冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)」(キングジム)
価格:1,140円(税抜)

家事の“見える化”でストレスフリーに

誰かと一緒に生活をしていると、家事の分担でもめることはありませんか? そんなトラブルを解決してくれそうなアイテムが、「家事シェアノートB5」です。1冊で4カ月分の家事を記録することができるノートで、分担の差がよく分かるポイント形式が採用されています。

家事の“見える化”によって、パートナーの頑張りに気が付いたり、タスク管理をすることで、家事のうっかり忘れがなくなったり、ポイントを競ってゲーム感覚で楽しんだり……。お互いに感謝の気持ちを忘れずに、家事を上手にシェアしていきたいですね。

商品名:「家事シェアノート B5」(ナカバヤシ)
カラー:イエロー
価格:各650円(税抜)

交換ノートで思いや感謝を伝えよう!

最後にご紹介するのは「大人の交換ノート プレミアム」です。以前、こちらの連載でご紹介した「大人の交換ノート」のプレミアム版です。

使い方は「大人の交換ノート」と一緒で、「成長したなと思う出来事は?」「どんな時に私のことを考える?」「好きなおかずは?」など、何気ない質問をやり取りして、答えを書いていきます。

プレミアム版は、「もっと長く続けたい」という声に応えてページ数が100ページから186ページに増量。2日に1回なら約1年、1週間に1回なら3年以上、ゆっくり長く続けられます。

商品名:「大人の交換ノート プレミアム」(いろは出版)
カラー:ピンクベージュ、ネイビー
価格:各2,000円(税抜)

まきの一言メモ

文房具というと、個人で使うパーソナルなものというイメージですが、手紙や付箋など、人と人との関係をつくる側面もあるのかなあと思っています。というわけで、今回はコミュニケーションを円滑にしたり、人とのつながりをつくってくれるものという視点で選んでみました。ぜひ、情報や気持ちをシェアしてみてください。