(台北中央社)16歳の少女が、インターネットで知った「コットンボールダイエット」を安易に試みて腸閉塞を引き起こした健康被害事例が紹介された。患者の治療に当たった馬偕児童医院の李宏昌院長が20日、取材に応じて語った。

コットンボールダイエットは、食事前に綿花をのみ込むことで満腹感を得て、食事量を減らすことで減量を達成しようとする方法。

李院長によると、少女は今年初め、数カ月間腹痛に悩まされ続けたとして受診。内視鏡による検査で、腸内を埋め尽くす綿花による腸閉塞であることが判明した。少女は父親に足が太いと言われたのを気にしてダイエットを開始。1年間でふとん1枚分に相当する量の綿花をのみ込み、受診前にはマフラーなども口に入れるようになっていたという。下剤で体内の異物を排除し、少女は事なきを得た。

児童福祉団体が中高生を対象に昨年実施したダイエットに関する調査では、48.8%が体重を減らしたいと回答した。

(張茗喧/編集:塚越西穂)