2019年、結婚式のトレンドは、シンプルで洗練された「ミニマルウエディング」が注目されているって知っていますか?「ミニマル」とは「最小限の」という意味。でもそれは少人数でコンパクトという意味ではなく、人選も装飾もスタイルも厳選し、洗練されたものにまとめたスタイルなんだとか。

そこで今回は、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが行った新婚カップルへのアンケートを元に、実際にどんな結婚式が人気なのかをまとめてみました。

挙式、披露宴、披露パーティー総額は354.9万円

2018年4月〜2019年3月に結婚したカップルにアンケートを行った結果、挙式、披露宴・披露パーティ総額は354.9万円。接待客人数は66.3人と減少傾向にある事が判明。一方、接待客1人あたりの費用は6.8万円、(ちなみに1人当たりの料理と飲み物費用は1万9,000円)と年々増加。接待客に対するおもてなし志向が高まっていることがわかりました。

■挙式、披露宴、披露パーティー平均総額/接待客平均人数■
2013年 340.4万円/73.1人
2014年 333.7万円/72.2人
2015年 352.7万円/72.5人
2016年 359.7万円/71.6人
2017年 354.8万円/70.2人
2018年 357.5万円/69.4人
2019年 354.9万円/66.3人

親や親族から援助があった人は7割以上

では結婚式の資金については、みんなどうしているのでしょう。挙式、披露宴、披露パーティーにかかる資金について尋ねてみると、ご祝儀総額が224.3万円、カップルの自己負担額は149.5万円と判明。一方で親や親族からの援助があった人は72.0%と多く、その総額平均は167.8万円でした。

ではみなさん、結婚式はどうあるべきと考えているのでしょう。

結婚年齢によってもパーティーのスタイルは変化。結婚年齢が上がると、人数は減り、よりアットホームな雰囲気に。

結婚式は人生を振り返り、自分の生き方を再認識する場

結婚式に対する考え方は人それぞれあると思いますが、やはり周囲の人への感謝の場だと考える人が多いようです。アンケートでも9割以上の人が「結婚式は列席者に感謝の気持ちを伝える場だ」と考えていることが判明。一方で、「結婚式は人生を振り返り、自分の生き方を再認識する場だ」と思う人も3人に2人(67.6%)いることがわかりました。ちなみにこの考え方は、ここ数年それほど変化はないようです。

2人に1人以上が親へのサプライズ演出を行っている

結婚式は本人だけでなく、親の意向や考え方も気になるもの。やはり親が喜んでくれる結婚式にしたいものです。そこで結婚式の準備から当日を通じて、親がうれしそうにしていたことを尋ねてみると、最も多かったのは「当日、親にサプライズでプレゼントや演出を行ったこと」(51.8%)、次いで「ドレス・衣装を親といっしょに選んだこと」(50.0%)でした。

■結婚式の準備から当日を通じて親がうれしそうにしていたこと■

1位 当日、親にサプライズでプレゼントや演出を行ったこと(51.8%)

2位 ドレス・衣装を親といっしょに選んだこと(50.0%)

3位 社会人として成長した自分を見てもらえたこと(43.6%)

4位 準備を通じて、互いに、たくさんの思い出話をしたこと(34.4%)

5位 親が抱いていた挙式・披露宴・披露パーティーの夢をかなえてあげたこと(24.6%)

6位 親の手作り品を挙式・披露宴・披露パーティーで使ったこと(21.2%)

7位 当日、親と一緒に演出を行った事(18.6%)

8位 当日に向けて、自分がきれいになっていく姿を見せることができたこと(16.5%)

こうしてみると、結婚式の準備期間や結婚式当日に、改めて親子の絆を深めたという人が多いことがわかります。

結婚式のスタイルやトレンドは年々変わりますが、結婚式に対する考え方や捉え方については、それほど大きな変化はないようです。やはり人生の節目となる結婚式は、自分達が家族を作るお披露目であると同時に、周囲の人への感謝を表す場と考える人が多いことがわかります。おもてなし志向が増した近年の結婚式スタイルは、そういった点で理想的なスタイルとも言えそうですね。

(※参考:〜ゼクシィ 結婚トレンド調査2019 調べ〜)