中国メディア・東方網は18日、「どうして50万人もの人が故郷を離れて働きに行くのか、日本にはいったいどれほどの魔力があるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、在日外国人に関する統計で、昨年は98万人の中国人が日本で生活し、そのうち日本で仕事をしている中国人は47万人に上ると紹介。「どうしてこれほどの人が日本での就労を選んでいるのか。日本で仕事することで、中国国内で仕事するよりもどれほどのメリットがあるのだろうか」とした。

 そのうえでまず、日本をはじめとする海外で働くことは自身のキャリアアップ、ステータスアップにつながるとの考え方を挙げた。海外での豊富な職務経験は、就職においてライバルよりも先に立つことができるとしたほか、日本では同じような職位でも給料が中国に比べて高いというメリットもあると伝えている。

 また、手厚い福利厚生の待遇を得られることも日本で働く大きな魅力になっていると説明。日本では外国人居住者でも加入できる国民医療保険に入れば、医療費が3割負担になるとしたほか、「教育こそ最も廉価な国防」と認識している日本は教育の制度や体系、理念も充実していると紹介した。

 記事はこのほかにも、環境の良さ、文化的な活動、食べ物の安全性が高いといった点が世界でもトップクラスであり、日本に渡って仕事をするでメリットになっていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)