連日、日本で報道されている沢尻エリカ容疑者の薬物逮捕だが、容疑者の人気は中国でも高く、18日、中国メディア網易が沢尻エリカ容疑者逮捕に関する記事を掲載した。

 記事によると、16日午前、沢尻エリカ容疑者は薬物所持により逮捕された。自宅から見つかった薬はMDMAの粉末0.09グラムであった。これは1回分の使用量で、水などで服用すると高揚感や恍惚感を引き起こすものであり、同容疑者は自分の物だと認めた。

 中国で、特に人気の高い日本人女優である酒井法子さんの薬物逮捕以降、またしても人気女優の薬物逮捕となった。沢尻エリカ容疑者も中国での人気が高く、2007年に主演を務めたドラマ『1リットルの涙』(日本国内の放送は2005年)で話題を集め、劇中でのピュアな可愛らしさが、中国人男性にとって理想の奥さんに映ったという。

 記事は、沢尻エリカ容疑者の複雑な家庭環境を紹介。幼少期に父親が家を出て行き、数年後に戻るも直ぐに癌で他界し、交通事故で兄も亡くしている。薬物使用に関して、同容疑者の生い立ちに大きな関係性があるという見方をしている。

 もともと、日本は中国と比べると薬物による刑罰が軽く、酒井法子さんの逮捕後も、前ほど人気は出ないが芸能界復帰を果たした。酒井法子さんと同じように、沢尻エリカ容疑者がいつか表舞台に戻っても、従来同等の人気は出ないだろうと、記事では推測している。薬物を使用してしまうと依存症も心配されるが、心身ともに健全になることを願いたい。(編集担当:三宅 真)(イメージ写真提供:123RF)