ESPNが八村を特集、コート内外での活躍ぶりを米記者は高く評価

 米プロバスケットボール(NBA)で開幕から全試合にスタメン出場し、活躍を続けているウィザーズのルーキー八村塁を米放送局が特集。コート上の活躍のみならず、社交的な性格にまで言及。さらに日米でスターになれると、太鼓判を押している。

 ルーキーながら、開幕からコート上で存在感を見せ続けている八村。米スポーツ専門局「ESPN」では「マーク・スペア―ズは八村塁の衝撃はコートの外まで波及していると見ている」との見出しで、現地記者の間での高い評価を伝えている。

「ルイ・ハチムラはワシントン・ウィザーズの基礎的なピースになりうる存在であり、シーズンを迎える期待は高かった。そして期待通りの活躍をしている」

 記事ではまずこう記し、八村のここまでのスタッツに触れている。1試合平均14.4得点はチームで3番目の数字。トータルリバウンド5.9と、フィールドゴール数は、NBAのルーキーの中でも5番目の数字だという。

 こうした成績も踏まえ、記事ではウィザーズのポッドキャストでベテラン記者のマーク・スペアーズ氏、クリス・ミラー氏、ギャリー・カーター氏が八村のコートの内外での存在感について議論した内容を紹介している。

メディアに対する姿勢も評価「社交的な性格がお金を生み出す」

 スピアーズ氏は「私は彼の試合が好きだ。私は彼のアグレッシブなオフェンスを愛している」とし、さらに「私が思うに彼は良いリバウンダーだし、さらにもっと素晴らしいリバウンダーになる可能性もある」と特にリバウンド能力を高く評価した。

 その上でプレー以外の面にも触れ、「そして私が特に大好きな1つの点はメディアに喜んで対応する姿だ。これはメディアを無視する日本のメジャーリーガーたちとは違う」と続け、メディア対応の良さにも言及している。

「彼は社交的だから、その行為によってコートの外でも彼にお金を生み出しているかもしれない」と、性格面においてもプレー以外の面での成功にも大いに期待をかけている。

 スピアーズ氏がゴンザガ大時代から八村をチェックしていることも紹介し、記事では「彼がもっと良い選手になれば、アメリカと日本の間でのスターとしての度合いはさらに伸びるであろう」と締めくくっている。

 現地のベテラン記者からもコート内外の振る舞いが高く評価される八村。NBAでのスターへの階段を一歩ずつ上っているようだ。(THE ANSWER編集部)