ほとんどの人が毎日行っているシャンプー

実は成分や洗い方で、あなたの髪や頭皮が危険にさらされているかもしれません!

今回はそんなシャンプーの危険を簡単にご説明します!

日頃のシャンプーを思い出して、自分に当てはまらないか、確認してみてください。

まずはあなたのシャンプーにも含まれているかもしれない危険な成分についてご説明します。

シャンプーに含まれている危険な成分

日頃使っているシャンプー、ボトルや詰替え用パウチに書かれている成分表示をよく見たことがありますか?

シャンプーは洗髪のためのものですから、汚れを落とす成分が主体なのは当たり前。

しかし、洗浄成分だけでなく、市販のシャンプーには多くの化学物質が含まれています。

そして、その中には髪や頭皮に悪影響を及ぼしかねないものもあるんです。

具体的に悪影響がある成分

シャンプーの最も大事な成分は、界面活性剤と呼ばれるものです。

これは、本来水とは混じり合わない脂分を乳化し、洗い流すことができるようにするのが仕事。

この界面活性剤には、石油系と天然由来系のものがあります。

安価な商品のほとんどは石油系の合成界面活性剤が使われており、その成分には「ラウリル硫酸」とか「ラウレス硫酸」などと書かれています。

これが、人体に対し悪さをしかねないのです。

界面活性剤とは

シャンプーに含まれていることの多い「界面活性剤」、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

通常シャンプーや化粧品は、水(精製水)と油(鉱物油、植物油、動物油など)、それに界面活性剤や助剤(香料、防腐剤など)を加えて作られています。

水と油は混ぜても分離してしまうため、この2つが混ざるようにするために界面活性剤を入れているのです。

この界面活性剤は石油系、石鹸系、植物系などの種類があり、市販のシャンプーの多くは、石油系界面活性剤を使用しています。

界面活性剤が髪に与える影響

石油系の合成界面活性剤ですが、物質名に「硫酸」とあるように、硫黄を含む化学物質です。

これらは洗浄力が強い代わりに、頭皮や毛髪の脂分を落としすぎ、過乾燥を引き起こすことがあります。

特に敏感肌の方は、使用に注意が必要です。

頭皮トラブルの原因になりかねないからです。

ノンシリコンシャンプーも安心できない

最近ではノンシリコンのシャンプーが多く販売されています。

しかし、このノンシリコンシャンプーの中には、シリコンを使わない代わりに安価な界面活性剤を使用して、手触りを良くしているものもあります。

このような製品を使用し続けてしまうと、界面活性剤が髪の表面に蓄積していきます。

ですので、髪に残留した界面活性剤に、トリートメントやシリコン剤が付着してしまうのです。

それにより、カラーが入りにくくなってしまったり、ヘアマニキュアや白髪染めが浮いてしまいます。

また、パーマがかかりにくくなったりもします。

オレフィン(C14-16)スルホン酸ナトリウムの影響

この成分は、石油系界面活性剤ほどではありませんが、洗浄力が強く、食器用洗剤などにも使用されています。

また脱脂力もあるため、乾燥肌・敏感肌の方や、パーマ・カラーをしている方は注意が必要なのです。

乾燥がひどくなってしまい、肌荒れを起こしてしまったりします。

また、パーマ・カラーの持ちが悪くなってしまうのです。

しかし、石油系界面活性剤やオレフィン(C14-16)スルホン酸ナトリウムが、必ずしも悪い成分とは言えません。

手触りを良くしたり、より洗浄力を高めるために使われたりしているため、使用感が良い場合もあります。

一方で、このような成分によって髪や頭皮に悪い影響が及んだり、せっかくのパーマやカラーがうまくいかないという事態になったりするということを覚えておきましょう。

いきなり頭皮ニキビが…

先ほどご紹介したシャンプーの成分のほかにも、日頃の汗のせいで頭がかゆくなったことがある方は少なくないはず。

シャンプーが合わないと痒くなるだけでなく、頭皮ニキビが出来る原因にもなってしまうんです。

そもそもなぜ頭皮ニキビはできてしまうんでしょうか?

頭皮ニキビができる原因

頭皮ニキビが出来る生理学的な原因は、顔のニキビと同じです。

何らかの理由で皮膚のターンオーバーが上手くいかなくなると、角質などの皮膚細胞が毛穴をふさいでしまいます。

そのため分泌された皮脂が外へ抜けることが出来なくなり、閉塞した空間に溜まっていきます。

この状態では、外から見ると患部が盛り上がったように見えます。

そして、内部で溜まった皮脂に細菌が感染して炎症を起こすことでニキビになります。

問題は最初の皮膚のターンオ―バーサイクルの異常がなぜ起きるのかということですが、これには様々な要因が絡んできます。

ストレスやホルモンバランスの乱れなども影響しますし、何らかの外的刺激が要因となることもあります。

シャンプートラブルによる頭皮ニキビ

私たちが比較的手に取りやすい安価なシャンプーは、製造単価が低く洗浄力が強い硫酸系の成分や、各種添加物などが多く入っています。

これらは直接的に頭皮へ刺激を与えますが、強すぎる洗浄作用によって、かえって皮脂の過剰分泌を促してしまうため、ニキビが出来やすい環境に繋がってしまうのです。

多くの市販のシャンプーは髪の毛にツヤを出したりするなど、付加価値を生み出すために様々な成分を配合しています。

こうしたものが頭皮には、悪い影響を与えてしまうこともあるので注意が必要です。

頭皮ニキビの改善方法

シャンプーを変えた時などは、しばらく自分の頭皮をよく観察して、かゆみや乾燥感、ヒリヒリ感、発疹・発赤などが見られないか毎日チェックするようにしましょう。

こうした刺激を感じたら、低刺激性のシャンプーに変える必要があります。

近年はこうしたトラブルが増えていることから、頭皮に優しいシャンプーも開発されています。

「育毛シャンプー」という形で販売されることが多いですが、アミノ酸系でアレルギーを起こしやすい添加物を含まない無添加のシャンプーなどもあります。

すでに頭皮トラブルを抱えている場合は、最初からこういった製品に切り替えるのが良いでしょう。

シャンプーで洗うのは髪!と思っている方も多いですが、先ほども紹介した通り、頭皮も深く関係しているんです。

シャンプーで洗うだけでなく、頭皮をより健康にするための方法を最後にご紹介します。

自宅で出来るアロマヘッドスパ

頭皮は、体の中で最も皮脂腺が多い部分です。

夏を過ごした頭皮には、皮脂や汚れが毛穴にぎっしりと蓄積されています。

皮脂は、紫外線により過酸化脂質となり毛根にダメージを与えてしまいます。

この酸化した皮脂が毛穴に詰まると、髪の成長を妨げてしまうため細毛や抜け毛の原因になってしまうのです。

また、頭皮の臭いの原因にも!

そこで、この時期に実践して頂きたいのが「シャンプー前の頭皮ケア」

頭皮に負担をかけず、皮脂や汚れをしっかり除去する事が出来ます。

そこで、自宅で簡単にできるアロマヘッドスパをご紹介いたします。

アロマヘッドスパ

準備するもの

・植物油  20ミリリットル(ホホバ、アーモンド、オリーブオイルなど化粧品用)

・精油   4〜7滴

・ビーカーなどの容器

作り方

ビーカーに植物油と精油を入れてかきまぜます。

使い方

1.オイルを手に取り、乾いた頭皮になじませでマッサージします。

2.頭皮をもみほぐすように軽くマッサージします。

手に付いたオイルは髪になじませましょう。

蒸しタオルを巻いてシャワーキャップをしながら入浴をするとさらに効果が高まります。

3.5〜10分後、お湯で洗い流して、シャンプーをしましょう。

おすすめの精油

・ローズマリー 抗菌性が強く頭皮の炎症を抑えて清潔に保ちます。

・ラベンダー 皮脂バランスを整えて皮膚の再生力を高めます。

・ゼラニウム ホルモンバランスと皮脂のバランスを整えます。

いかがでしょうか?シャンプーがあっていないかも…と感じた方は、ぜひこの記事を参考にしながら自分に合うシャンプーを探してみてください。

頭皮も髪も正しい方法でしっかりケアして美髪を手に入れましょう!