今年のクリスマスは、ロイヤルファミリーとではなくメーガン妃の母ドリア・ラグランドと一緒に過ごすことに決めたヘンリー王子とメーガン妃。ただしこの件についてきちんと理解しておきたいのは、これが王室メンバーのクリスマスの過ごし方として異例なわけではなく、まったく問題ないということ。

イギリス王室の“伝統”ではこれまで、クリスマスにはイングランド東部ノーフォークにあるエリザベス女王の別邸サンドリンガム・ハウスで揃って過ごすこととされてきた。そのため現在、ネットではさまざまな噂が飛び交っている。特に注目されてしまっているのは、ヘンリー王子が兄ウィリアム王子との“確執”に言及したせい。

バッキンガム宮殿は先ごろ声明を発表し、「過去にはほかの王室メンバーも同様の過ごし方をしており、女王もヘンリー王子夫妻の決定を支持しています」と述べ、そうした過熱中の噂を鎮めようとしている様子。

だが、ある関係者が『USウィークリー』誌に明らかにしたところによれば、夫妻がサンドリンガムに行かないことに決めた最大の理由のひとつは、やはり兄弟の間に入った亀裂だという。ヘンリー王子とメーガン妃は、「息子アーチーの初めてのクリスマスを本当に特別なものにしたい」と考え、メーガン妃の母ドリアと4人だけで過ごすことにしたとのこと。

さらに同関係者は、「ヘンリー王子とメーガン妃を取り巻くさまざまなことが、夫妻に大きなストレスを与えています。2人が今何よりも優先しているのは、家族なのです」と述べている。メディアや世間の目からしばし離れて、一家が静かで心休まるクリスマスを過ごせるよう祈りたい。

Photos: Gerry Images From Cosmopolitan