うわさやリークのとおり、モトローラが折りたたみ画面スマートフォン RAZR (レイザー)を正式発表しました。

特徴は2000年代に人気だった旧RAZRと同じく、縦に折れてコンパクトになること。

畳んだ状態の外側には小さな2.7インチ画面があり、そのまま通知などを確認できます。開けば各社の最新スマホと同じ、縦横比 21:9 の6.2インチ フル画面として使えます。

サムスンの Galaxy Fold など、これまで発表された各社のフォルダブル(折りたたみ画面スマホ)が「開くと小型タブレット」の大画面を売りに、フラッグシップモデルの高性能だったのに対して、新生 RAZR は「デザインファースト」で開発された端末。

開いた状態では最近の一般的なスマホと同じ広い画面で、畳めば小さなポケットにも入りやすく持ち歩きやすいサイズになることを優先した設計です。

中身の主な仕様は、Snapdragon 710プロセッサ、6GB RAM、128GB ストレージ。16MP F1.7 メインカメラ、5MPインカメラ、2510mAhバッテリーで最長36時間駆動など。

追記:重量は205g。6.2インチ級の折れないスマホと比べて特に重くもありません。



(こちらは参考。2000年代に大人気だったオリジナルのRAZR)

Galaxy Fold も Mate X もフラッグシップ機種と同等以上のハイエンド性能やマルチカメラを載せているのに対して、新RAZR はプロセッサ性能自体は高くありません。



価格は1500ドル、約16万円。他社のタブレットになるフォルダブルと比較すれば安く、純粋に処理性能やカメラで考えると高い、特別なデザインに価値を置く価格です。米国では来月からVerizonが販売予定。