経営者JPは、管理職以上(エグゼクティブ)の男女を対象に実施した、消費増税後の影響とキャッシュレス化に関する調査を実施した。大型還元キャンペーンで話題になったQRコード決済の中で、普段最もエグゼクティブに利用されているサービスは、PayPayだった。

 「QRコード決済」を普段使っていると回答したのは、全体の35.0%。中でも、最も利用されているのは「PayPay」で39.0%だ。同サービスのユーザーを役職別にみると、課長クラスが33.3%、部長クラスが42.9%、幹部・役員クラスが48.1%、経営者が32.4%という結果になった。

 次いで利用されているのは、「LINE Pay」(11.0%)と「d払い」(11.0%)で同率。いずれのQRコード決済も利用していないと回答したのは、48.0%だった。QRコード決済を最初に使い始めたきっかけについては、「ポイント還元、割引などの特典」「支払いが簡単、早い」などがあった。

 使わない理由は、「利便性、必要性を感じないから」「不正使用など何らかのトラブルに巻き込まれる不安があるから」「個人情報の流出の不安があるから」「どのサービスを使えば良いのか分からないから」などがあげられ、QRコード決済の課題が浮き彫りになった格好だ。