【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は11日、チョ国(チョ・グク)前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム東洋大教授を、子どもの不正入学、私募ファンドへの家族ぐるみの不透明な投資などに関する罪で、追起訴した。

 9月に在宅起訴されているチョン氏に対しては先月、地裁が逮捕状を発付しており、この日が勾留期限だった。

 検察は資本市場法上の虚偽申告・未公開情報利用などのほか、業務妨害、詐欺、業務上横領など新たに14の罪で起訴した。

 チョン氏は娘の釜山大医学専門大学院などへの進学に有利になるよう東洋大総長の表彰状を偽造した罪(私文書偽造)で9月に在宅起訴されている。検察が今回、追起訴したためチョ氏家族の疑惑を巡る捜査は事実上、チョ氏本人への取り調べと身柄の取り扱いだけを残すことになった。