「16歳で初めて入れたタトゥーが、それまでの嫌な自分を変えてくれた」と語るオーストラリアの女性(24)は、この8年間で200以上のタトゥーを入れ、身体改造を繰り返してきた。その女性が『The Sun』『PerthNow』などのインタビューに応じ、タトゥーについて語っている。

ニューサウスウェールズ州セントラル・コースト在住のアンバー・ルークさん(Amber Luke、24)は、15歳の時に重度の鬱病と診断された。アンバーさんが初めてタトゥーを入れたのは16歳の時で、当時について「施術後に負のエネルギーが解放されるのを感じたの。それからよ。タトゥーの魅力に取りつかれてしまったのは…」と明かす。

アンバーさんの身体には200以上のタトゥーが施されており、それ以外にも豊胸、唇と頬のフィラー注入、舌先を2つに割く(スプリットタン)手術、耳を尖らせ、耳たぶを長く伸ばす手術などで身体改造を繰り返してきた。これまでに約280万円(2万ポンド)以上を費やし‟理想の美”を追求してきたアンバーさんに、タトゥーを入れる前の少女の面影はない。

そんなアンバーさんは自らを‟ブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴン(Blue Eyes White Dragon)”と呼び、Instagramに変身を遂げる自分の姿を投稿している。その名の通り、トルコ石のように鮮やかな目が印象的なアンバーさんだが、目のタトゥーは今までで最も危険で辛い経験だったようで、『Barcroft TV』にてこのように語っている。

「これまでで一番過酷な施術が眼球のタトゥーよ。インクが眼球に注入された時の痛みを言葉で言い表すのは難しいけど、まるで10片のガラスの破片を目に入れられて、上からこすられているような激痛だった。注射器で片目毎に4回インクが注入されたの。酷い痛みだったわ。それに施術をしたタトゥーアーティストは、眼球の深いところにまでインクを入れてしまって、その後3週間も目が見えない状態だったの。施術が成功していれば、失明状態になどならないはずなのにね。」

ここまで辛い思いをして、アンバーさんが理想の美を追求するのはなぜなのだろうか。来年の3月で25歳になるというアンバーさんは、今の自分についてこのように述べている。

「以前は自分が美しいとも思えなかったし、何を求めているのかもわからなかった。でもタトゥーをした今の自分が大好きだし、なんといっても自信が持てるようになったわ。今の目標は25歳の誕生日までに身体の全ての部分をタトゥーで埋め尽くすこと。ただ目のタトゥーや舌の手術など、危険な身体改造をこれ以上続けることは考えてないわ。今後やってみたいのは、ブラジリアン・バット・リフト(ブラジル式ヒップアップ)かしらね。」

「人とは違う私をジロジロ見る人もいるし、嫌な言葉をかけられることもあるわ。タトゥーはずいぶん受け入れられてきてるけど、身体改造はまだまだね。それでも私は、自分の身体に手を加えてきたことを後悔はしていないの。人それぞれ美への考え方は違うでしょう。私は誰も傷つけていないし、自分がしたいことをしているだけ。朝起きた時に幸せって感じられることが一番よ。」

このニュースには、「以前のほうが可愛いと思う」「これは心の病気ね」「なぜ危険を冒してまでタトゥー?」「ショッキング」「年を取ってから異常が現れるのでは?」「タトゥーのインクって身体によくないって聞いたよ」「依存症だね」「外見は変えられても中身は変えられないと思う」などの声があがっている。

画像は『Blue Eyes White Dragon 2019年6月19日付Instagram「Hahaha fucking baby faces mannn」、2019年10月3日付Instagram「Full body suit in progress - check out my documentary made by @hookedonthelookshow and @barcroft_tv now!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)