※記事初出時、内容に誤りがありましたので訂正いたしました。(2019年10月22日14:20更新)

消費税増税により、キャッシュレス決済で買い物をするようになった人は多いのではないでしょうか。小銭を用意する必要がないほか、特定のお店で買い物をするとポイント還元を受けられるのが強みです。

通勤・通学で馴染み深いSuicaやICOCAなどの交通系ICカードも、還元が受けられるキャッシュレス決済のひとつ。でも、普段あまり電車に乗らなかったり、ICカード非対応の路線を使っていたりする人はICカードを持っていない場合もありますよね。

iOS 13からは「Wallet 」アプリでSuicaの発行ができるようになりました。クレジットカードとiPhone 7、iPhone 7 Plus以降の機種があれば数分で新規発行できます。わざわざ駅まで行く必要もありません。今回は、WalletでSuicaを新規発行する方法をご紹介します。

必要なもの


WalletでSuicaを発行するために必要なものは以下の2点。

iPhone 7、iPhone 7 Plus以降の機種Walletに追加したクレジットカード

この2つがあれば、SuicaアプリやICカードがなくても大丈夫。簡単に新規発行することができます。

Suicaを追加する


Suicaを新規発行するために、まずは「Wallet」を開きましょう。次に、画面右上の「+」をタップ。次の画面でApple Payに関する簡単な説明が出てくるので、「続ける」をタップします。

▲「Wallet」画面右上の「+」をタップするとApple Payに関する簡単な説明文が出てくるので、「続ける」を押して次に進みます

次に、「カードの種類」画面で「交通系ICカード」のSuicaを選びます。次の画面で、最初に何円チャージした状態のSuicaを追加するか選択し、「続ける」をタップしましょう。


▲「Suica」を選択してApple Payに追加。まだこの段階ではSuicaは発行されません(左)。金額を選択すると、ここで選んだ金額が最初に自動でチャージされます(右)

次の「カードを追加」の画面で右上の「次へ」をタップ。これでSuicaの新規発行が完了しました。ここで追加したSuicaは、自動的に「エクスプレスカード」に設定されます。これによって、いちいちFace IDやTouch ID、パスコードで承認しなくてもSuicaをすぐに利用することができます。駅や買い物で必要になったら、スマホを読み取りの機械にかざすだけでOK。


▲「次へ」をタップ。読み込みに数秒かかります(左)。WalletにSuicaが追加されました(右)

Suicaを削除する


次は、追加したSuicaを削除する方法をご紹介。「Wallet」を開いて、Suicaをタップします。続いて、画面右上の丸いアイコンをタップ。


▲Suicaを開いて、画面右上の黒い丸印をタップ

次の画面で、「このカードを削除」を選択します。もう一度「削除」をタップすると、Wallet上からSuicaを削除できます。一度消してしまっても、残高ごと復活することが可能です。


▲「このカードを削除」を選択(左)。もう一度「削除」をタップ。ここで削除したSuicaはいつでも復活させることができます。その際、残高もそのまま引き継がれるので安心です(右)

以前のiOSでは、WalletにSuicaを追加するにはICカードやSuicaアプリが必要でした。ですが、iOS 13にアップデートしてからはそれらが不要に。周囲にICカードが発行できる施設がなくても、簡単にSuicaを新規発行できるようになりました。クレジットカードさえWalletに追加していれば、面倒な設定や個人情報の登録も必要なく、すぐに使えるのが魅力です。

普段はあまり電車に乗らないなどの理由でICカードを持っていない人、就職活動で地方から東京にくる人、東京オリンピックを観戦しに行こうと考えている人は、ぜひこの機能を使ってSuicaを入手してみてください。