中国メディア・東方網は18日、「日本の客室乗務員の仕事を見たら、日本の飛行機のチケットを買いたくなる」とする記事を掲載した。

 記事は、旅客機の客室乗務員という職業には多くの人が憧れを持っており、美しい容姿とともに、お洒落な生活をイメージすると紹介。その主な仕事は乗客の座席を案内すること、そして食事や飲み物を提供することであるが、日本の客室乗務員は乗客のことを考えた細やかな「職務」も担っているのだとした。

 その例として挙げたのが、子どもの乗客のケアである。家族旅行などで大人と一緒に飛行機に乗る子どもたちは、飛行中に暇を持て余して動き回ろうとしたり、泣き出したりすることがしばしばあり、その都度親が気を揉むことになるが、そんな時に客室乗務員が子どもにおもちゃや絵本を渡したり、子どもをあやしたりしてくれると紹介。「このようなサービスは他の国では非常にまれ。本当に心がこもっている」と評している。

 また、飛行機が目的地に到着した際、希望する乗客に搭乗の記念になるちょっとしたプレゼントを渡す気配りや、乗客による荷物の取り違え、乗客の体調異常などといったトラブルが発生した時の対応能力はとても素晴らしいとしたほか、頭上の物入れに入りきらなかった荷物を預かってくれるといったサービスも行っていると紹介した。

 客室の安全確保や乗客へのサービスなど、客室乗務員は1回のフライトで実にたくさんの仕事をこなす必要がある。そんな中で常に笑顔を絶やさず乗客に接するのだから、やはりプロ意識が高いと言えるだろう。そして、記事でも言及しているように子どもの対応にも手馴れており、ふとした瞬間に手を振ったり笑顔を振りまいたりして小さい子を喜ばせる様子をしばしば見かける。快適なサービスを提供してくれる客室乗務員がいるからこそ、多くの人が「また飛行機に乗りたい」と思うのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)