好きな人ができれば、傍にいたいと思うでしょう。しかし、相手に彼女がいる場合は、セカンド彼女という立場になることも……。そこからなんとか振り向かせて、本命にのし上がりたいところ。今回は、“浮気男に本命彼女を捨てさせた、セカンド彼女の言動”について、経験のある方々に話を聞きました。

文・塚田牧夫

「あなたから卒業します」

「彼女は俺に夢中でした。それが分かっていたので、かなり雑な扱いをしてしまっていた。あるとき、俺がいつものように電話で、“今から来れない?”と誘ったところ、“行けない”という返事が。

“あなたから卒業します”と言われた。急なことで、“とりあえず落ち着きなよ”と返したけど、動揺してるのは俺のほうだった。そのとき、俺はこの子のことが好きなんだって自覚した」ゴロウ(仮名)/31歳

失いそうになったとき、初めてその価値に気付くことがあります。卒業という言葉が、どこかドラマチックで素敵ですね。

「友だちがドラマに出る」

「彼女とは1年ぐらい続いています。そろそろ別れようかと考えていた矢先でした。“今度友だちがドラマに出る”と言うんです。

そういえば、女優をやってる友だちがいると言ってたのを思い出しました。まさか、テレビに出るほどだったとは……。ネットで調べたら、結構可愛い。

もしかしたら繋がれるかもしれない。なので、彼女はそのままで、彼女の友だちのほうをどうにかしようと考え中です」タケル(仮名)/27歳

金脈を見付けてしまったんですね。もしかしたら、紹介してもらえるかもしれないし、そうなればさらに先にいる女性たちに繋げられるかもしれない。その可能性を、逃したくはないでしょう。

「本当は全部知ってた」

「浮気がバレてしまい、彼女にブチギレされました。これはなんとかしなければと、浮気相手のほうに連絡をしました。

実は、浮気相手のほうには、彼女がいるとは伝えていませんでした。都合よく遊んでいただけ。こっちも怒るだろうと思っていたら、“本当は全部知ってた”と言うんです。素直に身を引くと……。

この2人の対応の差。選ぶべきは、浮気相手のほうだと思いました」アユム(仮名)/28歳

こういった緊迫した場面で、人の本質というものが出たりします。ここにきて、穏やかな言葉がかけられるその人間性に、男性は惹かれたんでしょう。

“浮気男が本命彼女を捨てたセカンド彼女の言動”をご紹介しました。

彼女からは、恨みを買われても仕方ありません。それが逆に、気遣いのある言葉をかけられたなら、感じるものはあるはず。こうやって動揺を誘ったところで、もうひと押し。決定的な何かを与えられるといいですね。

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