米コロラド州で今月4日、3歳のグレード・デーンが9匹の仔犬を産んだ。しかし、そのなかに1匹だけ緑色の体をもつ仔犬がいたことから「グレート・デーンから緑色の赤ちゃん?」と驚きの声があがっている。『New York Post』などが伝えた。

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コロラド州フリーモント郡キャノン・シティで飼われている3歳のグレート・デーンの‟エイミー(Ami)”が4日朝、9匹の仔犬を産んだ。

「きっと特別な日になるわ」―そう思ってエイミーの出産を見守っていた飼い主のキャディー・ウイリアムズさんはこの日、次々に誕生する仔犬の毛の色や体の模様をノートに書き留めていた。

しかしエイミーが8番目に産んだ仔犬を見て、キャディーさんは混乱した。キャディーさんが後に‟ヴァーダント(「新緑の」という意味)”と名付けたメスの仔犬をよく見ると、緑色に光っていたのだった。

キャディーさんはヴァーダント誕生直後の様子を次のように語っている。

「誕生直後は羊膜に包まれていたので、体の色は黒かと思ったのですが、エイミーが羊膜を舐めた後にはグレーと黒のまだら模様に見えました。それで‟マール(青灰色)”と書き留めたのです。」

「その後エイミーに代わって、私が身体をきれいに拭いてあげたのですが、今度は白いボディに黒いパッチがあるのがはっきりわかったので、‟水玉模様(polka dot)”と書き直しました。でもよく見たら、体が緑色を帯びているのに気がついたのです。それで携帯のライトを当ててみたところ、全体が緑色に光っているのがわかりました。ヴァーダントはまるで小さなシャムロック(クローバー)のようで、結局‟緑色”と記しました。」

『Rover.com』によると仔犬が緑色で誕生したのは、緑色の胆汁色素の一種である「ビリベルジン」の羊膜内の濃度が高かったことが原因のようだが、これはあくまでも一時的なもので緑色は数週間もすると消えてしまい、赤ちゃんに健康的な問題は全くないという。

キャディーさんは「緑色の犬が誕生することがあるというのは、何かの記事を読んで知っていました。でも、やはり生まれてみるとびっくりしますね」と述べ、こう明かした。

「エイミーにとっては初めての出産でしたが、母犬としてしっかり子供たちの面倒をみています。9匹の子供たちは食欲も旺盛で、元気に育っていますよ。」

ちなみに2017年にも、イギリスで茶色のラブラドールから“緑色”の仔犬が生まれて話題となった。この仔犬もメスで、映画『シュレック』のフィオナ姫にちなんで‟フィフィ”と名付けられている。

画像は『ABC7 2019年10月17日公開 YouTube「Colorado dog owner helps Great Dane birth rare green puppy | ABC7」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)