15年大会に対戦したデヴィリアス氏が見解「彼らはティア1の国だと思う」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本は20日の準々決勝で南アフリカと激突する。4年前のイングランド大会で大金星を献上した当時の主将は、日本のある理由をもとに警戒を強めている。米放送局「CNN」が伝えている。

 登場したのは、元南アフリカ代表主将のジャン・デヴィリアス氏だ。07年大会のW杯優勝を経験し、通算109キャップを誇る同国の英雄は対戦が決まった日本について見解を述べている。

 15年大会で当時自身が務めていたチームは日本に「ブライトンの奇跡」といわれる歴史的番狂わせを食らった。そこから成長した桜のジャージ軍団について「彼らはティア1の国だと思う。リスペクトに値するし、他のどんなチームとも遜色がない」と最大級の敬意を示した。

 日本は今大会1次リーグ4戦全勝。しかも、アイルランドとスコットランドというティア1の強豪を真っ向勝負の上で撃破し、世界を驚かせてきた。さらに、今大会は日本を後押しする力があるとみている。

「我々はクライストチャーチでの地震(2011年)の後、オールブラックスがどう応えたのかを目撃した」と、まずは指摘。185人の犠牲者を出した悲劇に暗い影を落とした母国に力を与えるように、同年の自国開催で優勝したことを挙げた。

直面する逆境が力に変わると指摘「より高い目的はチームを駆り立てる」

 95年の南アフリカ大会でもアパルトヘイト後初の国際大会で人種問題という難しい課題を抱えていたチームが優勝を達成。日本も今大会は台風被害という困難と向き合いながら勝ち上がっている。直面する逆境が力に変わることを理由に「より高い目的はチームを駆り立てるのだ」とジャン・デヴィリアス氏は訴えたという。

 歴史的8強を決めたスコットランド戦の後には選手たちが口々に台風19号で被害を受けた人々に向けた思いを口にし、勝利への原動力になっていることを明かした。しかし、今なお、被害に苦しんでいる人がいることも事実。ラグビーで少しでも勇気と希望を与えるため、日本は南アフリカに勝つしかない。(THE ANSWER編集部)