リオ五輪で対決したコルビに敬意「サイズのない選手が世界トップで戦うお手本」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初めて8強入りした日本は18日、都内で20日に行われる準々決勝・南アフリカ戦の先発メンバーを発表した。南アフリカはコルビとマピンピ、日本は福岡堅樹と松島幸太朗という世界に誇る俊足WTBを擁するだけに、スピード対決も注目の一つ。記者会見に出席した福岡は「何かしら勝っていきたい、勝負はしっかりしていきたいと思います」と闘志を燃やした。

 決戦を2日後に控え、充実の表情を浮かべながら会見に臨んだ福岡は、隣に座るCTB中村亮土から「(松島と)2トライずつはしてほしいなと思っています」と使命を受けると満面の笑み。「W杯という大会を経て、自分たちのラグビーを世界に示してきて、自分たちとしてもチームとして自信が持てていると思う」と力強く話した。

 南アフリカの“小さな巨人”コルビとは、リオ五輪の7人制で対戦した経験を持つ。今や強豪スプリングボクスには欠かせない存在となったWTBは先日、福岡について印象を聞かれると「爆発的な選手」と称えた。松島は、リオ五輪ではコルビ個人の印象以上に「すごくスピーディーな選手が多いチーム」と述懐。「今、W杯の中で戦っているのを見ても、自分たちみたいなサイズのない選手たちがどうやって世界のトップレベルで戦っていくか、自分の強みを出していくか、本当にそのお手本のようなプレーをしている選手」と絶賛し、「そいう選手に意識してもらえるのはうれしいです」と顔をほころばせた。

 互いをリスペクトする気持ちは持っているが、20日、準々決勝の舞台に立てば真剣勝負。「何かしら勝っていきたい、勝負はしっかりしていきたいと思います」と、自らを奮い立たせた。

 9月6日に行われた南アフリカとのテストマッチでは、前半に足を痛め、実力を発揮する前に負傷退場した。それだけに、いかに南アフリカが警戒してこようとも、実際に対戦していない福岡が勝負の肝となる可能性は高い。出場すればトライを取る。日本のトライゲッター福岡の姿を見せつけたい。(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)